銀魂キャラ × 〇〇 【短編】

坂田銀時 × ドタキャン ページ39

坂『なぁ、いい加減こっち向けよコノヤロー』

「私は怒ってます。コノヤロー」

坂『ダァァカァァラ！ごめんつってんだろ、悪かったって』

「なんで、次の日デートって分かってて飲みすぎちゃうんですか！？ ありえない、二日酔いになるに決まってるのにコノヤロー！」

坂『コノヤローはやめろってんだよ！あのな、俺だって飲みたくなる時もあんの！色々あんの大人はさぁ、まだお子ちゃまのAには分かんねーよ』

「はぁ？バカにしすぎです…コノヤロー死 ね」

坂『なんか最後、辛辣な一言ぶち込まれたよね』


昨日夜遅くまで飲み屋で飲んで、案の定二日酔いになりデートも二日酔いでパスって、

最悪でしょ…


「なかなか帰ってこないなぁって思ってたら自販機に頭突っ込んでるし」

坂『あれは飲み過ぎた時の恒例行事なの。頭冷やしてんの』

「シンプルに頭おかしいですよ」


坂『…ホントすいませんでした。もうデートの前日にはぜってえ飲まねえから、だから…A、許して？』

出た！銀さんのうるうる上目遣い！
何時もならここで許しちゃう私だけど、

今日はちょっと違うコトしてみようかな…、

「それだけじゃ足りないんですけど、もっと許して欲しいって行動で示してくださいよ」

坂『え、何…今日なんか違うじゃん』

「早く」

坂『んー、じゃあ仲直りのチュー？』

「じゃあやって下さい」

坂『…ハイハイ、お姫様の仰せのままに』

さっと体を近づけ唇まであと少しの距離で、

ダン、と床に押し倒された。


坂『あー、やっぱ俺責める方が好きだわ』

いきなりのことに動揺する私をよそに、

私の唇を指でなぞりSっ気に満ちた顔で笑う銀さんが本当に色っぽくてうろたえる。

坂『あれ、もうSタイムは終了ですか？Aちゃん？』

「う、っるさい！銀さんの馬鹿！変 態！」

坂『そーやって反抗してるヤツを従えさせるのってさ、』

首から鎖骨にかけて指を這わせていく

坂『すっっごい興奮するよね』

「っ、」

坂『ドタキャンしてごめんな？でもさ、今からもっと楽しいお家デートなんてどうですか、Aさん？』

「拒否権なんてないんですよね」

坂『別に拒否してもいいけど、そんなこと言っちゃう子は激しくしちゃうよ？』

「〜〜っこのドS！」

坂『あ、今日は赤じゃん。ちゃっかり誘ってやんの』

「違います！ちゃっかり見るなー！」


そいつはまたSに満ち溢れた笑みで私を見下ろすのだった。

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