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「 チョコレートバー … ？ 」
『 実は僕、甘いものに目がなくって … これが大好物なんだ。
あ、でもヤガミが甘いものが苦手だったら食べたくないよね … 他になにか持っていたかな 』
ペッパー・インプ、爆発ボンボン、ナメクジゼリー … どれもまだここに来たばかりの人に渡すには刺激が強すぎる、なんて悩んでいると、クスッと笑い声が聞こえた。
「 奇遇ね。私も小さい頃から甘いものに目がないの。しかもチョコレートは特に 」
『 本当かい！？良かった！ 』
「 … Mr.ルーピン。図書室では私語は慎むようにと習わなかったのですか？ 」
『 あ、いえ … すみません、ピンス先生 』
謝りながらもマダム・ピンスに見つからないようにローブの中にお菓子を隠してから、そそくさと図書室を後にした。
それからは通路で半分に分けたチョコレートバーを食べつつ、お互いファーストネームで呼ぼうって話になって …
結局良い時間になってからグリフィンドールの談話室へ向かった。
『 シリウス、お待たせ。次は君の番だよ 』
「 おお。お疲れさん 」
「 あ！リーマス！酷いじゃないか、君だけでヤガミを案内するなんて！ 」
『 ごめんよ、ジェームズ。
でも、僕もシリウスも君とリリーの話を遮りたくなかったんだよ 』
「 ならしょうがない … 生憎午後はクィディッチの試合があるから、今回は君達に譲るよ！
ヤガミ！今度は一緒にホグズミードに行こう！ 」
「 お誘いありがとう、ポッター。楽しみにしているわ 」
「 じゃあヤガミ、行くか 」
「 ええ。じゃあ、ポッターとリーマスはまた夕食の時に会いましょう 」
『 うん。楽しんできてね、A 』
ひらひらと手を振る彼女に手を振って２人を見送る。
シリウスは何歩か先に居たから気づいていたのか分からないけど、２人が去った後に勘のいいジェームズに質問攻めにされた。
「 リーマス、今のどういうことだい！？
ヤガミとファーストネームで呼び合うなんて！ 」
『 安心してよ。ただ案内している途中でそういう流れになっただけだから。
それより、ジェームズ … 僕、Aにならあの事言っても大丈夫だと思うんだ。詳しくは言えないけど、根拠だってあるよ 』
「 わーお。リーマスにそう言わせるなんて、ヤガミはただの転校生じゃないみたいだね。
何だか僕も興味が湧いてきちゃったよ！ 」
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箱 - すてきな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年3月31日 20時) (
レス) @page27 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - そうだったんですね！何も知らずに言ってしまっていました、すみません！これからも頑張って下さい！ (2023年3月20日 14時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃかま 。(プロフ) - イジーさん» 実はジェームズがシーカーであるかチェイサーであるかは作者様のインタビューと映画で異なっているんです…なのでこの小説はインタビューに沿ってチェイサーという設定にしています！ (2023年3月10日 1時) (レス) id: c589118b68 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - とても面白かったです！ですが、ジェームスってシーカーではありませんか？間違っていたらすみません。これからも頑張ってください！ (2023年2月18日 18時) (レス) @page14 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - とっても面白くて思わずニヤけちゃいました…！これからも頑張ってください〜！ (2020年5月9日 12時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃかま 。 | 作成日時：2019年12月17日 22時
