＃�将� ページ19
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あれから、ここでの授業で役に立つだろうと荷物に入れていた調合書やメモを部屋から持ち出して図書室で読みふけって …
新しい知識に触れほくほくとした様子の２人と大広間へ向かっている途中で、リリーが嫌そうに顔を顰めた方向を見るとどこかバツの悪そうなジェームズ達が立っていた。
「 … A、リーマスから聞いたよ。知らなかったとはいえごめん 」
「 俺も、すまなかった 」
ジェームズとシリウス、２人の口から出た言葉に目を見開く。
勿論それは自分だけではないようで、セブルスやリリーも有り得ないと言わんばかりに目を丸くしていた。
『 もう … その言葉は私じゃなくて、セブルスに言うべきよ 』
「 うん … Aの言う通りだ。スネイプ、今までごめん 」
「 … 俺も、その、悪かった 」
「 僕も … 悪かったよ、ごめん 」
「 ぼ、ぼくも … えっと、ごめん … 」
リーマスを皮切りに彼等が次々と頭を下げる姿にリリーは「こうも素直に謝るとかえって気持ち悪いわね」と苦虫を噛み潰したような顔で呟き、セブルスは目の前の光景に顔を引き攣らせていた。
２人の反応を見るからに彼等がこうして謝るのは初めてに近かったのだろう、全員が全員どう反応すれば正解なのか分からずに続いた沈黙がそれを物語っていた。
「 … どういう風の吹き回しかは知らんが、僕は魔法を学びにここに入学したんだ、金輪際貴様らの幼稚な遊びに巻き込んでくれるな 」
「 あ、セブルス！！ 」
冷たくそう言い放ったかと思うと黒いローブを翻し校舎へと戻っていくセブルスを追いかけるようにリリーも去っていく。
その態度に少し苦言を呈したジェームズ達を「きっとスネイプも、どう反応していいか分からなかったんだよ」と宥めているリーマスに近づくと、顔を見るなり彼は眉を下げて申し訳なさそうな表情をしてしまった。
「 ごめんね、言うつもりはなかったんだけどこのまま君達と仲が悪くなるなんて嫌だったから … 」
『 いいのよ、貴方の判断は賢明だったわ 』
「 … A、僕達君が言う通り誰かが笑顔になれるような悪戯をするように心がけようと思うよ 」
『 ジェームズ … 』
「 だから、その … 無言呪文のやり方を教えてはくれないかい … ？ 」
『 もう … 貴方って本当に現金な人ね …
でもいいわ、特別に教えてあげましょう！
… ただし私の指導は厳しいわよ？ 』
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箱 - すてきな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年3月31日 20時) (
レス) @page27 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - そうだったんですね！何も知らずに言ってしまっていました、すみません！これからも頑張って下さい！ (2023年3月20日 14時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃかま 。(プロフ) - イジーさん» 実はジェームズがシーカーであるかチェイサーであるかは作者様のインタビューと映画で異なっているんです…なのでこの小説はインタビューに沿ってチェイサーという設定にしています！ (2023年3月10日 1時) (レス) id: c589118b68 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - とても面白かったです！ですが、ジェームスってシーカーではありませんか？間違っていたらすみません。これからも頑張ってください！ (2023年2月18日 18時) (レス) @page14 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - とっても面白くて思わずニヤけちゃいました…！これからも頑張ってください〜！ (2020年5月9日 12時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃかま 。 | 作成日時：2019年12月17日 22時
