23話 ページ24
そしてそんなAの発言から1ヶ月、とうとう彼らの子供が生まれたらしい
手紙ではあまり詳しく書かれておらず、とにかく来て一緒に語り合おうとのことらしい
リリーが絶対安静で手紙を書けない状況なのはわかるが、ジェームズが手紙を書けないほどのテンションであるというのはかなり危険だ
そう判断してAとシリウスは2人してポッター家へと急いだ
ポッター家のベルを鳴らすと、鳴らした瞬間に扉が開きいつものテンションの30倍ほどのジェームズが2人を引き入れた
｢待ってたよ！さぁさぁ入って入って！｣
｢静かにして、ハリーが起きちゃうわ……｣
｢ごめんよ、リリー｣
部屋に2人を入れたジェームズにリリーが落ち着いて言う
そしてAとシリウスはベッドで横になっているリリーの隣に置いてあるベビーベッドの中を覗き込んだ
｢可愛い…！｣
中では暖かい毛布に包まれた赤ちゃんがすやすやと眠っていた
Aもシリウスもしばらく無言でずっと眺めている
ジェームズも、さっきのテンションが一気に静かになり愛しい我が子を見つめていた
そんな3人にリリーが苦笑いで言う
｢せめて椅子には座ったら？｣
そこでようやくAは近くの椅子に座って、聞きたいことをたくさん聞くことにした
｢名前は…さっき言ってたけど、ハリー？ハリー･ポッターなの？｣
｢ノンノンノンノン！彼の名前はハリー･ジェームズ･ポッター！｣
｢少しくらい静かにしろ…｣
シリウスもジェームズも椅子に座りながら話す
そしてそんな時Aが唐突に言った
｢男の子なら、後見人はシリウスでいいと思うよ｣
｢なんで？｣
少し間があってからジェームズが首を傾げる
｢もし大きくなった時に親以外に頼る相手が欲しかったら、普通は同性がいいと思うから｣
Aはいつものように言うとその場の全員がなるほどと大きく頷いた
そしてAは小さく笑う
｢それにジェームズ似に育ったら、それを止められるのはシリウスだけだしね｣
すると室内に笑い声が響いた
｢そうならないことを祈らなきゃ｣
リリーが笑いながらもそう言った
このまま父親に似るか母親に似るかはまだ誰にもわからない
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生まれるの早くね？って思いましたか？私も思いましたよ
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ターコイズ(プロフ) - サカさん» 返信遅くなってすみません。こちらこそ、他にも読んでみたいと思ってもらえるほど気に入っていただけたこと、とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年5月5日 5時) (
レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
サカ - コメント失礼します！一気読みしてしまいました。親世代の物語はそんなに好きではなかったのですが、この物語のおかげで他にも読んでみようと思えるようになりました。ありがとうございます！前のからだいぶ時間が経ってからのコメントですが気づいてくれますように！ (2023年3月20日 20時) (レス) @page49 id: 0270587d36 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - まゆさん» はじめまして。返事遅くなってしまい申し訳ございません。読んで頂けて嬉しいです！私も書いていて悲しかったので早く二人をもう一度出会わせてあげたいです...！コメントありがとうございました。 (2018年10月20日 14時) (レス) id: 1341dc0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - はじめまして！世界最強魔女の親世代読ませていただきました！面白いです！面白いのですが、シリウスとヒロインが別れてしまった途端、私のガラスのハートがブロークンしてしまいました…シリウスぅぅううう！！！でも面白かったです！続き、楽しみにしてます！ (2018年6月7日 14時) (レス) id: 6141bd420f (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - ゆうなさん» 本当ですか！？やっぱり面白いと言ってもらえるのは嬉しいです！子世代も頑張ります！ホームステイも楽しんできます！ (2017年2月28日 19時) (レス) id: 1341dc0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ターコイズ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Namida/
作成日時：2017年1月12日 23時
