6話 ページ6
それから数週間後、滅多に会議に出ないAが初めて、騎士団の本部へと足を踏み入れた
本部がブラック家ということもあり、躊躇いがあったのだが、シリウスがそれに耐えているのにAが逃げる訳にもいかない
久しぶりに訪れたここは、薄らとした記憶のあの場所と、ほとんど変わっていない
暗いのと、重たい空気が漂っているのと、誰かから見られているような感覚に陥るのと
Aは嫌な気持ちを押し殺して、奥へと足を進める
人の声のする部屋を開けると、Aの視界に真っ先にシリウスが映った
｢シリ…｣
その瞬間、パチンという音が鳴ってフレッドとジョージがAの前に姿表わしをする
｢A！｣
その背後で、先生をつけなさい、とモリーが2人を注意した
学校の外では魔法を使わないという制限から解き放たれた2人らしい登場の仕方だった
｢なぁ聞いてよ｣
シリウスに手を振ったAは、改めてフレッドとジョージの方へ向き直る
｢なに？｣
｢騎士団の会議の内容、俺たちは聞かせて貰えないんだ
俺たちもう、子供じゃないのに｣
｢Aならわかってくれるよな
俺たち、17だぜ｣
｢……｣
モリーとシリウスがちらりと2人のことを見た
Aに期待するような2人に対して、首を縦には振らなかった
｢申し訳ないけど、こればかりはあなた達の保護者の意見を尊重して
学校の授業ではないから、私からは何も言えない｣
Aは味方になってくれると思ったのだろう、2人は落胆を隠さなかった
｢あなた達が思っている以上に、過酷なことだからね
遊びじゃないの、わかる？｣
｢ちぇ、結局Aも言うこと同じかよ〜｣
｢俺たちに味方はいねぇってことか｣
シリウスと、その隣にいたリーマスが苦笑いをした
｢だから、言っただろう？｣
｢Aも我々と同じだと｣
わかったらもう部屋を出なさいと促され、フレッドもジョージもそれ以上は何も言わずに部屋を出る
Aは2人に気を取られていて今気づいたが、もう何人かが既にここへ集まっていた
皆座らずに、Aの反応を待っているようだった
｢キングズリー･シャックルボルトだ、よろしく｣
そのうちの1人が手を差し出し、Aはそれを握る
｢はじめまして、よろしく｣
はじめまして、というAの言葉にキングズリーは一瞬何かを言いたげな顔をしたが、今は何も言うまい、と口を噤んだ
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マニ。(プロフ) - ターコイズさん» ✉️。ありがとうございます。ターコイズさんのボードの方に返事送ったので通知来てると思います。ボード返事待ってます！ (1月23日 7時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - マニ。さん» こんにちは〜！作品読んでくださってありがとうございます！お誘いもとっても嬉しいです。ボードあまり慣れてないのですがぜひお話させてください！ (1月23日 4時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ターコイズさん» ✉️。こんにちは！いつも作品見ています。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💖 (1月22日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - くろあんさん» 返信遅くなって申し訳ございません。読んでくださってありがとうございます！受験の励みになったこと大変光栄です。今も大変な時期でしょうか…！？遠くから応援しております！頑張ってください！コメントありがとうございました。 (1月22日 5時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - tukina0123さん» 返信遅くなって申し訳ございません。親世代から長々と読んでくださってありがとうございます！更新頑張りま〜す！！ (1月22日 5時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ターコイズ | 作成日時：2021年11月20日 2時
