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34話 ページ34

朝から騒々しくも、魔法省の役人を連れてきたアンブリッジが大広間へ入ってくる

そのまま真っ直ぐAの元まで歩いてきた

「新聞を読んだのならもうわかっていると思うけれど…」

わざとらしく笑うアンブリッジは確かに勝利を確信している

魔法省はAに対して、条件付きでホグワーツに居残ることを認めた

その条件さえ果たせば、世界最強の魔力をもつ魔女は、安全な状態でいることができるため、父兄らの心配もなくなるだろう

今読んだばかりの文面を思い起こして、Aも頷いた

「ええ、読んだわ」

ならば話は早いと、アンブリッジの隣にいた役人が、青い液体の入った小さな瓶を取り出して机に置いた

生徒たちも教師陣も興味深そうに彼らのやり取りを見ている

セブルスから赤い方の薬を受け取っていた時に聞いていたおかげで準備はできていたとはいえ、実物を前にAは辟易した

Aにはもちろん、これをよく知らずに持ってきた魔法省、そしてこれを魔法省に仕込んだ闇の陣営、誰にとってもリスクのある薬だ

薬の綺麗な青が、Aの紫の瞳に反射する

「これは、あなたの魔力を抑える薬です
それを飲むというのなら、ホグワーツに居残ることを認めましょう」

アンブリッジが声を張らずとも、この場にいる全員が耳を傾けていた

Aは瓶を手に持って光に照らす

「断ったら?」

声は軽かったが、その手は若干震えていた

Aはこの薬を、7年生の時に体内に摂取したことがある

「危険なあなたをこれ以上野放しにはできません
魔法省へ連行します」

これが魔法省に提示した条件、それにしては随分と優しい

しかしこの薬の強さを知っているAだけは、この条件を優しいとは思えなかった

「それは困るわね」

Aは言いながらも既に、小瓶の蓋を開けている

ハリーが立ち上がろうとするのを、ハーマイオニーが止めているのが目に映った

飲んでいいものではないことくらい、明白だ

Aが一番わかっている

「私、まだ魔法省に行く訳にはいかないの」

薬を飲ませるという手段は最悪だが、ここまで大々的に新聞にも示してくれた、というのはAにはチャンスでもあり、これを逃す訳にはいかなかった

様々なメリットのことを思うと、このリスクを負うことを苦とは感じない

Aが意を決したところで、アンブリッジが思い出したかのように言う

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マニ。(プロフ) - ターコイズさん» ✉️。ありがとうございます。ターコイズさんのボードの方に返事送ったので通知来てると思います。ボード返事待ってます! (1月23日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - マニ。さん» こんにちは〜!作品読んでくださってありがとうございます!お誘いもとっても嬉しいです。ボードあまり慣れてないのですがぜひお話させてください! (1月23日 4時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ターコイズさん» ✉️。こんにちは!いつも作品見ています。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💖 (1月22日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - くろあんさん» 返信遅くなって申し訳ございません。読んでくださってありがとうございます!受験の励みになったこと大変光栄です。今も大変な時期でしょうか…!?遠くから応援しております!頑張ってください!コメントありがとうございました。 (1月22日 5時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - tukina0123さん» 返信遅くなって申し訳ございません。親世代から長々と読んでくださってありがとうございます!更新頑張りま〜す!! (1月22日 5時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ターコイズ | 作成日時:2021年11月20日 2時

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