10話 ページ11
ダンブルドアはにっこりと笑い、口を開いた
｢ホグワーツの新入生、おめでとう！歓迎会を始める前に、二言、三言言わせていただきたい
ではいきますぞ、そーれ！わっしょい！こらしょい！どっこらしょい！以上！｣
それだけ言うと、ダンブルドアは席につく
Aは相変わらずだと苦笑いをしながら拍手をする
そしてふと自分の前のお皿に料理が盛り付けてあるのを見た
｢……ホグワーツの料理も久しぶりね｣
そう言いながらAは料理を口にするが、食欲は思った以上になく昔のようにたくさん食べることはなかった
そもそも食欲以前の問題で、ここ10年ほどはきちんと食事をとることがなかったため体は少量の食事に慣れてしまった
なので自然とフォークはテーブルに置かれ、Aは食事が終わるまで大広間の様子を伺っていた
数人がチラチラとAの方を見ては噂話をするように顔を突き合わせる
だがあまり鋭い視線を感じることはないのでAは気にしなかった
しばらくするとお皿に乗るものがデザートに変わり、また少し経つと歓迎会のムードは少しずつ落ち着いていった
その様子を見計らって再びダンブルドアが席を立つ
｢皆も気づいておるかもしれんが…今年度から管理人と教師の補佐をなさる方を紹介しよう、A…さんじゃ｣
不自然な間にはAも気づいたが、1番曖昧な立場故その呼び方が1番妥当だ
一応ということで席から立ちAは口を開く
大勢の目がこちらを向いていて、少しだけ緊張する
｢皆さんと出会う機会は他の先生より少ないかもしれませんが、よろしくお願いします｣
そして穏やかに笑うと、興味のなさそうなスリザリン生以外からは割と暖かい歓声が上がる
とりあえず第一印象の良さは明らかだった
Aが席につくとダンブルドアは昔から変わらない諸注意を述べ、最後に謎の言葉を付け足した
｢とても痛い死に方をしたくない人は、今年いっぱい4階の右側の廊下に入ってはいけません｣
｢……？｣
先生側は皆意味がわかっているようだったがAにはわからなかった
だがこの言葉が嘘や冗談ではないということだけはわかった
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ターコイズ(プロフ) - ミルクレープさん» むしろめちゃくちゃ怒ってんじゃねーのって思いますよね (2018年10月20日 14時) (
レス) id: 1341dc0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ - 確かに普段凄い形相でおこる人が静かだったら怖いねww (2018年10月16日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - にくまんさん» コメントありがとうございます。4日ってかなりハイペースですね。お疲れ様です。私もシリウスとの再開楽しみです！まだ全然考えていないのですが…。 (2017年12月6日 1時) (レス) id: 1341dc0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - チョコさん» コメントありがとうございます！子世代も長くなりますがよろしくお願いします。 (2017年12月6日 1時) (レス) id: 1341dc0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - ここ４日ぐらいで、最初から読み進めました！シリウスとの再開がたのしみです！ (2017年11月14日 13時) (レス) id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ターコイズ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Namida/
作成日時：2017年4月4日 12時
