【おそ松さん】お願いします！踏んでください！！

８松 ページ9

そんなこんなで俺達がとき終わった頃に杉田さんは見に来た。

｢おそ松くん･･･せめて悪あがきはして？｣

おそ｢わっかんねぇもん！｣

｢だからってノートまっさらじゃん！まってて･･････チョロ松くん、符号が違う｣

チョロ｢え！？あ、ああ！｣

｢あっれぇ？理数は得意じゃなかったの？｣


笑った顔はいつもと違ってＳみを帯びていて、


チョロ｢これはっ･･･たまたまっ｣

｢ふぅん？じゃ、これ解いてみて･･･で、おそ松くんは･･･｣


少しドキドキしてるのは計算間違えを指摘されたからだ。

一｢はぁっ･･･いいっ･･･｣

そう、コイツじゃないんだから。


おそ｢公式？ええ！これ覚えんの！？｣

｢これくらい覚えてください！｣

おそ｢むぅ･･･｣

｢頑張れおそ松くんっ｣


隠れSかと思いきやの両手ぐーで頑張れ、と言っちゃうあたりはずるいと思う。

というか頭硬い優等生と思わせておいてフレンドリーな子であること自体ずるい。


おそ｢てゆうかさーおそ松くんってやめないー？｣

｢え？｣

おそ｢おそ松って呼んでよ！なんか小さい時思い出すからくん付はやだ｣

｢じゃあ私もAでいいよ、おそ松｣


もちろんその後当然のように周りの兄弟も便乗して、

みんな呼び捨てになったのだった。

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