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番外編8 ページ20

『みんなーー!!歌姫です!
楽しんでるー?』

観客「キャーーーーー!!!」

『よかった!
じゃあ行くよ!夏恋花火!!』


『…押しつぶされそうな人ごみ
見失いそうで不安になるけど

足早に歩くあなたの背中
追いかけることが精一杯で

キラキラ光り出す空
湧き上がる歓声

ふと触れた右手が熱くなってく

夜空に浮かぶ残像に願いを込めた花火

儚げなその光を祈るように見上げた

誰にも聞こえぬ声で呟いた「消えないで」

そっとあなたと手を重ねた場所に宿る光


…着慣れない浴衣姿も繋いだままのこの右手も

いつもより近い二人の距離が
恥ずかしくなって俯いていた

ヒラヒラ舞い散る花
消えてゆく閃光

届くような気がして
手を伸ばすけど

夢に描いた一瞬を
照らし出してよ花火

繋いだあなたのその手
見失わないように

誰にも聞こえぬ声で呟いた「消えないで」

そっと、ふたりが過ごす未来に
降り注ぐ花びら






……夜空に浮かぶ残像に
願いを込めた花火

儚げなその光を祈るように見上げた

誰にも聞こえぬ声で呟いた「消えないで」

ぎゅっと、ほどけそうになった手を握りしめた


貴方がくれた一瞬を胸に焼き付けて花火

決して忘れることなど出来ないように

あなたに聴こえるように囁いた「離さないで」

ずっと輝き続ける光 ふたりだけの花火』


観客「キャーーーーー!!歌姫ーーー!!」
『ありがとうございました!』

観客「アンコール!アンコール!アンコール!」

『(紡、時間は?)』
紡「(全然大丈夫です!)」

『じゃあ、アンコールに応えて
そこの君!』

楽「お、俺?!」
『一曲決めて!私が歌います!』

天「早くして、アンコール待ってるファンが可哀想」

楽「サマータイムレコード」

『OK(•ω<)ではでは!アンコール曲は
サマータイムレコードです!』


オマケ

三月「すごい......」
大和「流石だ、やっぱり亜弥には適わねーな」

陸「俺達、こんなすごい人といつも一緒にいるんだ」
一織「そうですね、彼女はもっと伸びますよ」

環「亜弥すげー!」
壮五「ほんとだよ!亜弥さんにはまだまだ届かないよ」

ナギ「maipurinsesuはココロにヤミがあります」

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作者名:アヤノ | 作成日時:2017年5月14日 21時

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