【浦島坂田船】姉／妹的存在(？) (ページ10)

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10《好き＂だった＂？》ページ10

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貴方side

先「えー、突然ですが、席替え希望の人がいたので、

席替えしたいと思います。」

先生のその唐突な言葉に、

クラスのみんなはある生徒を見る。

モブ子「なっ、なにっ？！」

変態男「やだモテ期きた？」

.....多分モブ子が希望したな。うん。

先「って事で、前に座席表を貼っておくから、

席を移動してくれー。」

先生がそう言うと、みんな一斉に黒板前に集まる。

わしゃ目がいいんでね。

ここからでも見え.....

天「おーA。隣じゃん。」

おっふ

天「なに、何か嫌な顔してるけど...」

貴『いや、あんたと隣だったら寝れないじゃん...？』

天「」

はい。

幼馴染みの翔太が隣でしたね。

はい。

千「え、ちょ、...

ひぃっ！近付かないで！」

変態男「ふへへへ...日向さんの隣...へへっ...」

...( ˙-˙ )

天「ふはっw

日向あいつの隣じゃんw」

貴『どんまいちぃちゃん...。』

同情の目でちぃちゃんを見守る。

先「...で、

...であり、...だから、...するように。

...はい。

では、さようなら。」

...先生の適当な話を受け流す

天「A、部活行こっ」

そう言っていつものように微笑む翔太。

貴『あざとく笑いかけるの辞めてもらっていいっすか』

天「ちぇー、やっぱダメかぁ...」

中学生の頃

天「Aって俺の事好きにならないよねー」

って、当時すっごくモテていた翔太が言った。

貴『そりゃ幼馴染みだからね』

って、軽く返事すると

天「じゃー、俺の事好きにさせてやるよ」

なんてかっこ悪い返事をされた。

まぁ、いわゆる勝負ですね。

勿論翔太は私をそういう目で見てないので、

私もそういう目で見る事は無いのだけれども...

...とか言っときながら、中学３年生の最後かな...？

少し...

少しだけね...？

翔太を好きだった時期があったんだよ？

でも、翔太彼女作っちゃってさー、

...その気持ちにはフタをしたから、

もう何とも思ってない。

...とか言ったら、嘘になるのかな...

実はまだ少し気があったり...

なーんてね！

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