【浦島坂田船】姉／妹的存在(？)

13《姉離れ》 ページ13

──────────

貴方side


千「何してんの部室前で」

天「かなりうるさかったよ


...て、何この状況」



遅れてやって来た2人は呆れる



私はといいますと、

何故か志麻先輩に抱きつかれてます。




志「ちがうんやぁぁあぁぁ」

う「だから離れて下さいってばっ」




志麻先輩を一生懸命引き剥がそうとしてるうらたくん可愛すぎて辛いんですけど



千「はいはい。Aがだぁ〜い好きなのは分かったから、

ほら、天宮もそんな顔しないの。」



なぜ翔太の名前が出てきたのだろう、

と翔太の方を見てみると、

少し顔を強ばらせて志麻先輩を睨んでいた



貴『？』

う「...」




少しピリピリした空気








「あれ、皆どうしたん？

もしかして、鍵なかった？」



その中を柔らかい声で乱入してきた

泉先輩




貴『あっ、鍵は開いてます

てかもう結構人集まってる...』

セ「あ、Aちゃっ.....ん...

分かった、ありがとね」



そう言って頭の上に手を置き、

部室の中に入っていく




その顔が、少し赤かったのは、

きっと木の精←




う「あーもー俺辛いー」

志「どーしたんやうらたん。

先輩のこの俺が相談に乗って進ぜよう」

う「うっせ。

まーしぃも悩みの対象に入ってるわばぁか」

志「」



ほんと、仲いいよねぇ



貴『じゃー、私が聞いてあげるよ』

千「？！

わ、私も聞くよ？(これは聞かなきゃ損でしょ)」

う「...千鶴先輩になら...」

千「(うっし)」




ん？！



私には話せない内容なのか...








ほんと、姉離れ...





つら...





→

14《ピリピリんご()》→←12《うるせぇ》

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す