炎虎が四匹 ページ4
「ひいぃっだ、太宰さ…ひいいっ」
太宰「どーどー、落ち着いて…怖そうだけど優しい人だから、この人は」
敦「だ、大丈夫ですよ…ね、国木田さん…」
国木田「何故俺だけ…」
武装探偵社、という所に連れてこられた。
施設も焼け、行く先々が灰になった為途方も無く歩いていた所、川で溺れて…じゃない、入 水をしていた太宰さんを見つけた。
助けたら舌打ちされた。
のはいい。空腹で倒れそうな僕に今、試練が課せられた。
「ご、ごめんなさい…！」
太宰「振られちゃったね、国木田君」
国木田、という男が事情聴取だとかで僕に質問をしてくる。
その顔が怖くて今は太宰さんの後ろに隠れている。
太宰「隠れるのは構わないのだけど…」
敦「部屋の角っていうのは、ちょっと…」
確り二人の手を握りしめ、部屋の角で二人を壁として使っている。申し訳ないとは思っているけど、慣れないものは怖い。
太宰「困ったねえ…」
敦「社長に相談してみます…？」
太宰「振られた国木田君、宜しく！」
国木田「太宰貴様…」
にっこり笑って手を振る太宰さん。
国木田さんは渋々社長の所に向かった様だ。
乱歩「君、歳は？」
「ひいいっ！？」
乱歩「あ、いきなりだったね」
太宰さんと敦さんの間からにょきっと顔を出した探偵風の男性。
怯えながら歳を答えると、驚きの声があがった。
太宰「あまりに小さいから敦君位かその下かと…」
敦「僕も年下かと思ってました…」
乱歩「ふぅん…」
「小さくない…」
がるる、と喉を鳴らすと、獣みたいだと笑われた。
…獣、か…
確かこの人達、炎虎を捜してる、と云っていたよね…？
国木田「…とりあえず太宰が面倒を見ろ、と社長が仰っていた」
太宰「えー私が？面倒だなぁ…」
「太宰さん…？」
太宰「……仕方ないなぁ」
「……ありがとう、ございます…」
一番懐いている…？太宰さんのお家で暫くお世話になるようで。
宿とご飯の確保が出来た、と力の抜けた笑顔で例を言う。
敦「…ほ、本当に20ですか？」
乱歩「彼、嘘はついてないよ」
国木田「何だと…？」
太宰「わぁ、蛞蝓より愛らしいね」
与謝野「おや？可愛いねェ…怪我してないかい？」
…？？
20だけど何か問題だっただろうか…？
「怪我は大丈夫です…」
与謝野「太宰に何かされたら妾に言いな、何とかしてやるよ」
探偵社員…優しい人ばかりです…
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Dear(プロフ) - 碧さん» わああ、コメントありがとうございます！もっとヘタレっぽく出来るよう頑張ります！ (2017年4月22日 22時) (
レス) id: a2ea66f91f (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - ヘタレ大好物です！！更新頑張ってください！！ (2017年4月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
Dear(プロフ) - ポッキーズヴィｰヅさん» コメントありがとうございます！(´ヮ｀*) (2017年4月15日 14時) (レス) id: a2ea66f91f (このIDを非表示/違反報告)
ポッキーズヴィｰヅ - 夢主君可愛い…癒されます(*´∇｀*)続き楽しみに待ってます！ (2017年4月15日 13時) (レス) id: 2edc2cd451 (このIDを非表示/違反報告)
Dear(プロフ) - くろねこさん» えぇ！？すみません(´ヮ｀;) (2017年4月10日 17時) (レス) id: a2ea66f91f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dear | 作成日時：2017年4月5日 21時
