もうやめてください【巴日和】 (ページ4)

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追っかけまわすのはやめてほしいね！ページ4

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結果、サマーライブは成功だった訳だが。

「ああ、どうして避けるんだね？
そんなぼくに綺麗綺麗って言われて照れてるんだね！
照れてる君もとても可愛いね！」

って言ってくる人が毎日学院に来ている。

もう、不登校になるか。
いや、他の人に住所とか聞いて
家にもくる可能性が。
もっと厄介になる、やめよう。

「巴さん、もうやめてくれる？
聞き飽きました。」

「聞き飽きた…？それじゃあ言葉を変えるね！
ぼくと永遠に幸せを誓おうね！」

いやほとんど変わってねぇよ。

選ぶ言葉を間違えた。

「いや、そういうことじゃなくて、
遠回しでプロポーズとか、毎日学院に来るの
やめてほしいなって。
短く言うと、追っかけまわすのはやめてほしい。」

「それは断るね！」

「なんで？巴さんには、学校や
ジュンくんがいるじゃん。」

正論を言った。
もっと言えば彼は巴財閥のボンボンだ。
私に関わっている時間はないはず。
どうしてこっち来るのか意味がわからない。

「Eveの活動はちゃんと予定に沿ってやっているね。
勉強も今はしばらく安泰だね。
今は、…Aに全てを尽くしたいね。」

………は？

嘘だって、外面しか見てないのもわかってる。

でも、顔に熱が集まってるのがわかる。

そんな淋しそうな顔して見ないで。

アイドルは、反則だ。

「ホント、巴さんはバカだな…」

これだから、巴さんは苦手だ。