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「そ、そんなの、ずるいじゃんっ、」
まっすーが、前髪をくしゃっとした。
「…え？ずるいってなにが？」
慶ちゃんが頭に？を浮かばせる。
「俺、手越のところに行きたくなくなっちゃったじゃん。手越に、会えなくなっちゃったじゃんか」
まっすー…
(それでいいんだよ。俺はずっとここにいるんだよ)
「俺だって、死にたいって思ったとき、とっさに小山とシゲの顔が思い浮かんだよ。泣いてくれちゃうんだろうな、辛い思いさせちゃうんだろうなって。」
シゲは、ずっと、黙ったまま俯いている
「でもっ、なにをしててもずっと、手越のことが頭から離れないんだ。」
まっすーは、自分の手を握って涙をこぼした。
「歌う時の真剣な目、笑った時の目、泣きそうな時の目、」
痛みに耐えるような表情は一瞬で消え、まっすーは優しい笑顔をうかべた。
「俺にしか見せない、子犬みたいな目。」
「そのすべてが、忘れられない。だから会いたい。」
「…まっすー…」
「なのにっ、2人がいるからっ。2人がいてくれちゃうから、優しすぎるからっ！俺は生きるしかない」
(うん、大丈夫だよ。生きててよ)
「手越にこんなにも会いたいのに、会う勇気がなくて会える自信がなくて、覚悟もなくて。」
「そっか…」
「でも、今すぐにでも、会いたくて仕方がない。声が聞きたい。ぎゅって、1人にしてごめんなって、抱きしめたいっ、」
「おれっ、頑張るからっ、」
しばらくの沈黙を破ったのはシゲの少し大きめの声。
「手越みたいに、NEWS引っ張って行けるように、みんなのムードメーカーになれるように、頑張るからっ、」
「シゲ…？」
「だからっ、だから、お願い…」
「もう、泣かないでっ、！ずっと、俺のそばにいて。どこにも行かないでっ！」
「…ごめん、ごめんな、」
慶ちゃんが、シゲを思いきり抱きしめる。
「いつも、シゲ1人に頑張らせて、強がらせて、ごめんな。」
「強がってなんかっ…」
「シゲはシゲのままでいてよ。背伸びする必要も、我慢する必要もないよ。シゲはシゲ、手越は手越だよ？」
「まっすーっ、」
まっすーも、シゲのことを抱きしめる。
「お前はひとりじゃないよ。」
「っ、」
辛い時も、苦しい時も、嬉しい時も、楽しい時も、いつでも、みんなはひとりじゃないよ。
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みき(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん！コメントありがとうございます(/ω＼)君ヒロ(略してみたかった)、喜んでもらえて嬉しいです！最近更新できてなかったので、今日はたくさん更新してみました(^ ^)これからも、喜んでいただけるように頑張ります(￣^￣)ゞ (2020年8月30日 18時) (
レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - るるさん» るるさん！コメントありがとうございます(^ ^)今日は、たーくさん更新しました！久しぶりなので気合いがはいりましてo(*･ﾛ･*)oこれからも、頑張るので応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年8月30日 18時) (レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - はじめまして！みきさん、たくさん更新してくださってありがとうございます(^-^) このお話とても気に入っていたので、とても嬉しくワクワクしながら読みました。私も続きがすごく気になります。これからも、更新楽しみにしています。 (2020年8月30日 17時) (レス) id: a56b8eaa48 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - はじめまして！いつもお話読ませていただいてます！通知が来て、見てみると沢山更新されていて嬉しかったです(*^^*) 続きが気になります！更新がんばってください！ (2020年8月30日 10時) (レス) id: a8ec5ae5fd (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 彩耶さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(o´艸`) (2020年4月10日 20時) (レス) id: 67978b9144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みき x他1人 | 作成日時：2020年3月28日 8時
