呼び捨て ページ40
・
至「ねぇお願い」
『絶対やだ』
至「俺もヤダ」
『意味わからん語彙力2歳児かよ』
・
私が何をこんなに嫌がっているかと言うと…。
遡ることたった30分前。
至さんのある一言がきっかけだ。
・
至「A、俺の事��至��って呼んで」
『絶対やだ』
至「光速級で草」
・
そして早30分、この攻防戦を繰り広げている。
・
至「何が嫌なの��至��って言えばいいだけだよ」
『それが嫌なんですなんで分かんないんですか』
至「だから何が嫌なのって」
『だから言えないんですってば！
そんなの言ったら…』
・
恥ずかしいだなんて、絶対バカにされる…。
・
至「そんなの言ったら？」
・
と顔を近づけられる。
うっ…。
私は負けない絶対負けない。
だがしかし顔が良すぎる。
��ねぇねぇ��
とせがまれる。
・
『…そんなの言ったら、絶対バカにされる…』
至「しないって。
素直に言いなさいよ」
・
よいしょよいしょと、私を座っている自分の足の上に無理やり乗せる。
そしてしっかりホールドオン。
・
『…降ろして』
至「誰かさんが素直になるまで離しません」
・
とニヤニヤしている。
くっそ…。
・
『…だっ…はず…ん…もん…』
至「ん？」
『っだから！
…は、恥ずかしいの！』
・
結局負けた…。
たったそんな事で恥ずかしいのかって絶対バカにされる…。
すると、目の前から
��はぁ…��
と1回ため息が聞こえ、至さんの手が私の頭を撫でた。
・
至「そーれはずるいわ可愛すぎ」
・
と、もう片方の手で額を抑えながら俯いている。
・
『…馬鹿にしないんですか？』
至「なんで馬鹿にするの」
『この歳にもなって呼び捨てごときでって…』
至「するわけないでしょ。
俺の定評どうなってんの」
・
��ま、呼び捨ては惜しいけど、それは今度のお楽しみということで��
と私を降ろし、部屋に戻ろうと立ち上がる。
リビングを出ようとする至さんの背中に、何故か私の方が寂しさを感じてしまい、咄嗟に、
・
『っ、至…』
・
と言葉が出た。
言ってしまった…。
・
至「ちょ、何今のずるい可愛いもっかい言って」
『っもう言いません！』
・
・
リクありがとうございました！
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riara(プロフ) - さらさん» 大丈夫です！お話考えておきますね☺︎ (7月2日 11時) (
レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事遅くなってすいません！！お話それぞれが、良いです！！大丈夫ですか！？ (7月2日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - さらさん» 初めまして、コメントありがとうございます☺︎リクエスト承りました。それぞれのお話と2人同時のお話、どちらがよろしいですか？☺︎ (6月30日 22時) (レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めちゃ大好きです！！凄く気に入ってます！！私もリクエストいいですか！？ガイさんとシトロン書いて欲しいです！！ (6月29日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - ユニさん» いつもありがとうございます！気に入って頂けたようで何よりです☺︎ (6月28日 17時) (レス) @page46 id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riara | 作成日時：2022年2月3日 21時
