兄と弟、2足のわらじ ページ21
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綴くんは10人兄弟で3番目のお兄ちゃん。
だから面倒みもいいし、料理や洗濯、様々な家事も手伝ってくれる。
現在、一緒に買い出し中。
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綴「Aさんは兄弟とかいないんすか？」
『うん、私一人っ子なんだよね』
綴「へー。
でも、なんかお姉さん感ありますよね」
『え、なにそれ惚れさせにきてる？』
綴「バカ言ってないで早く帰りますよ」
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…なんかこう、たまに冷たいよね、うん…。
だがしかしそこも良い。
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寮に着き、買ってきた食材を台所に並べ、夕飯に必要な材料を取り出す。
今日は綴くん特性チャーハン！
久々の綴くんの手料理に舞い上がる。
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咲「帰りました！」
『おかえり咲也くん』
咲「あ！今日は綴くんのチャーハンですか？」
綴「そ、もうすぐできるから、手洗っておいで」
咲「はい！」
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千「ただいま」
『おかえりなさい、千景さん』
千「今日は綴のご飯か」
綴「そうっす。
もうすぐ出来るんで、着替えてきてくださいね」
千「了解」
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綴「あ、Aさんそこ熱いんで危ないっすよ」
『あ、そうだったごめんね』
綴「いえ、火傷しなくて良かったっす」
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…やっぱ綴くんて、お兄ちゃんだよなぁ。
歳上歳下関係なくお兄ちゃん感があるというか、嫌味もなく、丁重に接せられるというか。
歳上ながら関心してしまう。
夕飯ができた頃には皆も集まり、
��いただきます��
と挨拶をする。
そして
��ごちそうさまでした��
と挨拶をすると、各々好きなことをし始める。
私は綴くんと一緒に洗い物をする。
他愛もない会話をしながら楽しく片付けをしていると、私はあることに気づく。
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『…綴くん』
綴「なんすか？」
『…ココ見て』
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と私が指さす所は綴くんの袖口。
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『…米粒』
綴「っ…、すんません…」
・
とちょっと恥ずかしそうに米粒を取る。
…あれ？
・
『…ねぇ、反対も見て』
綴「え？」
・
と反対の袖口も見れば、そっちにも米粒が。
・
『あははっ。
綴くん、やっぱ弟みたい』
綴「っ、地味に恥ずかしいんでやめてください…」
・
と、照れながら大人しく私に頭を撫でられる綴くん。
いつもしっかりしてるけど、ふとした所に弟感を残す、愛らしい皆のお兄ちゃん。
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リクありがとうございました！
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riara(プロフ) - さらさん» 大丈夫です！お話考えておきますね☺︎ (7月2日 11時) (
レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事遅くなってすいません！！お話それぞれが、良いです！！大丈夫ですか！？ (7月2日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - さらさん» 初めまして、コメントありがとうございます☺︎リクエスト承りました。それぞれのお話と2人同時のお話、どちらがよろしいですか？☺︎ (6月30日 22時) (レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めちゃ大好きです！！凄く気に入ってます！！私もリクエストいいですか！？ガイさんとシトロン書いて欲しいです！！ (6月29日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - ユニさん» いつもありがとうございます！気に入って頂けたようで何よりです☺︎ (6月28日 17時) (レス) @page46 id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riara | 作成日時：2022年2月3日 21時
