リクエスト(リスカ)3 ページ25
すぐリビングに入ってきたジェルくんは
私の部屋で二人で話したいと言った
だから部屋に来て、いまジェルくんの膝にいる状態
数分無言が続いて
先に口を開いたのはジェルくんだった
・
ジ「A、手痛かった??」
「.......なんにも、感じなかった。。」
ジ「そっか、心の方が痛かったんだもんな」
「、、怒らないの??こんなことして、」
ジ「俺は切ること悪いことだとは思わない。」
「なんで。」
ジ「だって我慢して我慢して、そこまで辿り着いたんやろ?ちゃんと頑張ってるよ。」
ジェルくんの言葉が心に刺さって
何かが爆発するように涙が出てきた
ジ「ん、泣け泣けー。」
「んん。。」
ジ「痛かったな、1人で。よく我慢した」
「こわ、かったあ、、」
ジ「怖かったよな。ごめんなすぐ気づいてあげれなくて、よしよし、」
「ん.......私、おかしいの??」
ジ「おかしくないよ。ちゃんと逃げ道を一人で見つけたんやろ?強いよ、Aは。」
「.......私必要?」
ジ「当たり前、Aが死のうとしても何回だって助けるよ。」
「助けないでって言ったら?殺してって言ったら?」
ジ「それは、その時はAの気持ちを聞かないで、生きさせるためなら何でもしちゃうかも。」
「やだそんなの。」
ジ「じゃあAは俺が死のうとしたらどーする?」
「.......止める」
ジ「どんな手を使ってでも??」
「うん、大切だから」
ジ「その気持ち、忘れんなよ。」
「っ.......。」
ジ「絶対に無理やり助けるのは俺だけじゃない。お兄ちゃん達皆どんな手を使ってでも絶対Aを助けるよ。」
「みんな、?」
ジ「ん、みんなやで。さとみもころんも莉犬もるぅともなーくんも心を鬼にして向かい合うと思う。」
「死ねないの、わたし。」
ジ「そうやな、ごめんな。でもリスカはほんとに辛い時はしていいよ。でもカッターは預かる、その時家にいるお兄ちゃん達に貰う、それだけは約束、どう??」
「やだ、カッターほしい。もやもやする」
ジ「そうやな、切ることは悪いことじゃないんやけど、俺らも怖いよ。Aを失うのは。」
「そっか、」
ジ「.......ごめん、無責任で、
でもA、生きて。」
その言葉は私が1番求めていた言葉で
1番力強かった
「ジェルくん」
ジ「ん?」
「ありがとう」
ジ「ん。ゆっくり寝な。」
そう言われてわたしは静かに眠りについた。
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tomokizyosi(プロフ) - リクエスト失礼しますー夢主が白血病になってしまって、すとぷりの皆がサポートしながら治療するみたいな感じ。無理だったらとばしても可 (2022年6月12日 10時) (レス) @page15 id: 1d2ec8b482 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - いつも楽しみにしてます! (2019年7月29日 15時) (レス) id: c4b1fdfefc (このIDを非表示/違反報告)
ライナ(プロフ) - いつも楽しみにしてます!無理せず更新頑張ってください! (2019年7月21日 7時) (レス) id: e9ff590c1a (このIDを非表示/違反報告)
いおん - とても面白かった! 続きが早く見たくなりました! (2019年7月15日 14時) (レス) id: 1f63712880 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - いつも楽しみにしてます。今回のお話も実によかったです。これからも、更新頑張ってください (2019年7月11日 17時) (レス) id: 7c60b08213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピタピ | 作成日時:2019年6月27日 1時