【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい11 (ページ44)

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セナの腹部に握り拳を当てると衝撃を送り込みセナは血を吐くのを見るとラグトは背を向ける

ザッ…

ラグト「！！！」

確実に衝撃を受けたはずのセナはラグトを睨みつけ扇を構える

貴女『＂風の舞＂…』

ヒュウウ…

セナの蒼黒の瞳を見るとラグトは体を震わせ恐怖を感じ後退りをする

ザッ…

ラグト「鉄塊！！！」

ラグトは攻撃をする事なく恐怖を感じた事で反射的に自身の身体を硬化させ防御体勢へと入った

貴女『＂烈風当千＂！！！！』

ブオォォォン！！

猛烈に吹き付ける風は刃と変わりラグトを襲う
セナに近づこうとするが風のせいで近づく事も出来ず徐々に硬化は解けて攻撃を真正面から受けるラグト

ラグト「！！！」

ドカァーン！！

ラグトは壁に背中を打ち付けられるとそのまま倒れてしまいセナも力無く倒れてしまった

ドサッ

貴女『ハァ…ハァ……ゴホッ……ゲホッゲホッ……ハァハァ……一緒に帰ろう！！！！ロビ〜〜〜ン！！！』

ロビン「…セナ…」ﾎﾟﾛｯ

《ぜ…！！全艦へ報告！！！「CP 9」ロブ・ルッチ氏とラグト氏がたった今…！！海賊＂麦わらのルフィ＂と＂武舞の姫君セナ＂に！！！敗れましたァ！！！》

「「「何だと！！？」」」

ラグトとルッチを倒すと後は脱出するだけだったがセナとルフィは倒れたまま動けずにいた

貴女『どうしよう……動かない…ハァ……ハァ』

船からはフランキー一家達の声が聞こえてくる
頑張れとナミ達も呼び掛けていると声が聞こえてきた

貴女『っ！！…下を見る？』

ｳｿｯﾌﾟ「海へ飛べーーーーー！！！！」

フランキー一家達の声とは違った声が聞こえてくるとセナとルフィはロビンの能力で海へと運ばれて行った

ｳｿｯﾌﾟ「メリー号に！！！乗り込め〜〜〜〜！！！！」

貴女『メリー！！！』

「迎えに来たよ！！」

海へ飛び込むと何とかメリー号に乗り込む
体が動かないセナとルフィは上げられるとロビンの姿を見て

ルフィ「ぶはー！！危なかった軍艦に殺されるかと思ったー！！」

貴女『ロビン助けてくれてありが…ムグッ！！』

お礼を言おうとするとロビンはセナの口を押さえる

ロビン「皆！！ありがとう」

貴女『ふふふ』

ルフィ「気にすんな！！ししし！！！」

第123話降りそそぐ追想の淡雪→←・