【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい9 (ページ7)

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吐血して倒れている男性はセナ達の方を向き顔を見る

貴女『大丈夫？』

「ああ…ありがとうなお嬢さんは天使かい？ここは天国？」

貴女『え？』

ゾロ「セナお前は下がってろ
天国じゃねェぞおっさん」

前へ出ようとするセナを止めて背で隠すように前へ出ると男性はゾロを見る

「おお…そうか…よしすまんがお前ら立たせてくれ」

ゾロ「お前自分で起きる気ねェだろ」

呆れながらもゾロは男性を馬の上へと乗せる

「いやいや悪いな…ハァ乗れた
俺は生まれつき体が弱いんだ……！
ハァ……ハァ……さァ…行こうストロンガー」

ガフッ

2人「馬もかよッ！！」

「ああ」

男性と同じく吐血する馬にツッコミを入れるルフィとゾロにりんごが入ったバスケットを差し出す

「お礼といっちゃ何だが…お一つどうだい」

ゾロ「怪し過ぎだ要らねェからさっさと行け」

貴女『りんごだ！！』

ルフィ「おっりんごか！！いただきます」
シャリ…

ゾロ「オイオイ食うな食うな！！」

ドウン！！
「「「うわああああ！！！」」」

貴女『え！？』

何の躊躇いもなく差し出されたりんごをルフィは一つ取り食べるとセナ達の背後から爆発音が響いた

「何だ何があった！！」

「それが…さっき妙な男からリンゴ(・・・)を受け取った奴らが……それを食って…！！5人爆発した！！」

「畜生！！無茶苦茶やりやがる！！」

「店の中は惨劇だぜ…！！」

聞こえてくる話を耳にするとセナ達は血の気が一気に引き慌ててルフィの体を激しく揺らす

貴女『りんごって！！？』

ナミ「ルフィ！！？
吐きなさい今食べたリンゴすぐに！！」

ルフィ「うえっ！！うえげ！！
も…もう飲んじまったよ！！」

ゾロ「てめェ何のマネだァ！！！！」

「アハハ……ゴホ……いやあ大丈夫だ」

貴女『大丈夫？』

「＂ハズレ＂を引いたんなら一口目であの世へ行ってたさ……ハァ…ハァ…セーフだ…そいつは…お前…アハハ…ゴホ…運がいいな……そこのお嬢さんがいるから……運が良かったのか？幸運の女神って奴か？」

貴女『……』