第154話 やっちまった ページ37
少しだけドアを開けて、隙間から中を覗いてみる。
すると香燐も重吾も流石、一瞬でこちらに気づいた。
「水月なんてほっときゃいいだろ…」
「悪いな、いつもの事なんだ」
「あ、いえいえ!」
ほれ、さっさと座れと香燐に言われ、水月と共に部屋に入っていき床に腰を下ろす。
水月は随分と怒っているのか、胡座をかいて香燐と目を合わせようとしていない。
「あ〜…っと、まずはキミとサスケの関係を聞かせてもらおうかな」
空気を読んだ重吾が、私にこう聞いてきた。
そうだった、このひとたちがここに来た理由は、私がサスケとのことを話すためでもあるんだった。
「恋人、ってことでいいのか?」
と、重吾。
恋人という響きに少しだけニヤつきながら、まぁ…と頭をかいた。
ここでですね。私はやってしまったんですよ。
嘘でもいいから違うと言っておけば良かった。
「あぁん…?」
香燐からの視線と共に来る殺気。
そうだった…原作でも、香燐はサスケにぞっこんだったんだわ…。
「おいコラ、ちゃんと話しやがれ!」
ずいっと思い切り私に顔を近づけてくる香燐。
ヒッとつい声を漏らしてしまった私は、悪くないと思う。
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猫マシュマロ2 - 今までお疲れ様でした。私はあみ様の大ファンです。早く良くなって欲しいです。今まで本当にありがとうございました。あみ様という素敵な方に出会えて楽しかったです。 (2020年9月30日 17時) (レス) id: a09a5ea08b (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ご心配おかけしまして、申し訳ありません。続けれそうなら、できる限り戻ってくるつもりです。暖かいコメントありがとうございます! (2016年8月15日 15時) (レス) id: 3bc9136189 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - 胃炎大丈夫ですか?これからも楽しみにしてますので頑張ってください!お大事に (2016年8月9日 19時) (レス) id: 60bbee3079 (このIDを非表示/違反報告)
パクラ(プロフ) - あみさん» はい!ありがとうございます!m(_ _)m (2016年7月9日 16時) (レス) id: 9998d5b343 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - パクラさん» いえいえ( ´ ▽ ` )ノ小説、頑張って下さいね! (2016年7月3日 20時) (レス) id: 3bc9136189 (このIDを非表示/違反報告)
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