(萌えの)大号泣で貴方に会えました

第137話 やっぱり捕まった ページ16

「おう、また会ったなぁ?」

「………どーも」

しっかりとチャクラの糸で手と足を縛られる。
もう逃げらんないわ…逃げようともしないけど逃げらんないわ…。

こんな美少女捕まえるなんて、残酷よっ!
ついでにお腹もすいたわよっ!

あのあと、小南にされるがままに着いて行き、辿り着いたのがここ。
瓦礫が積まれているから、廃墟だろうか。

試しに手首を動かして糸を切ろうとしたけど、めっちゃビリビリきたからもうやめた。
なんだよ10万ボルトかよ。

「キャッ痺れるぅ!」って言いたかったけど、「ほぎゃっ!」としか出なかった。なんだよほぎゃって恥ずかしい!

「あの…」

「あぁ?」

「これ、取ってください」

「ハッ諦めるんだな」

「さっきビリビリしたんですけど…」

「気のせいだろ?」

「………」


話 を 聞 い て く れ な い 。


もういいや。
何もされないように大人しくしておこう。
頼むから殺さないでくれよね…。

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