(萌えの)大号泣で貴方に会えました

第123話 ギャグチック ページ2

「私って、不幸だなぁ…」

そう呟く。

すると、カタカタと家が揺れる音がした。

地震だろうと特に気にせず、眠くなってきたので、目を閉じる。

このまま死なないかなぁ…。

なんて、笑えない冗談だわ。

「………んん!?」

ガタガタと突如襲ってきたデカい揺れ。

さっきまでは小さかったのに、余震だろうか。

流石に起き上がり、辺りを見回す。


すると、天井がありませんでした。


………。


「はぁぁぁぁ!?」

ちょちょちょ!?待って!?気づいたら天井がないとかどんなファンタジーだよ!!ピーターパンでもこんなことしないわ!!

そして寒い!!いま真冬ですね知ってます!!

「いきなりギャグチックになってきましたけど…」

消えた天井に、どうすることもできずただ突っ立っている。

すると、サスケが消えた時のような、とても目を開けていられない程の光が私を照らしてきた。

ピカーッと、そんな効果音が聞こえる。

「まぶしっ…」

目を閉じても感じるこの光に、意識を持ってかれる。

当然のように、床に倒れこんだ。

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