とうらぶオタクの神様はブラック本丸に行く！

名前 ページ47

「そういえば、なんで陽刀はこの名前なの？
陽刀渡神だから？」

『そうそう』

「そうなんだ。な〜んか呼びにくいなあ」

「ちょっ、包丁！？」



どうもこんにちは陽刀です！

今は曽祢さんに連れられて、虎徹の部屋に行ってる最中。

またもや小さめの爆弾を落とす包丁に、困惑する前田くんたち。

どうやら、包丁くんは私のこと少しは認めてくれたみたいだ。





＿＿＿＿嬉しい。


天界では環境が環境だから、できて当然だったし、誰にも認めて貰えなかったから。

ただ少しのこの事実がとても喜ばしかった。







う〜〜ん、でも、私の名前確かに人の名前っぽくないから、呼びにくいかも？

ま、そもそも人じゃないんだけど。



『あ、そうだ！』


＿＿ﾋﾞｸｯ


包丁くん含め薬研以外の短刀たちが驚き震えてこちらを見た。



「な、なんでしょうか？」



それを見て、不味かったな、と反省しながら言葉を紡ぐ。



『ごめんね、大声出して...。
あ、そうそうあのね、包丁くんが呼びにくいって言ってたでしょ？』

「「「「うん/はい」」」」

『だから、良ければなんだけど、みんなで名前考えてくれないかな？』

「え！？い、いいの！？」

『もちろん！』



薬研もね、と付け足して振り向くと、背中を押して輪の中に入れる。

少し驚きながらも、笑顔で話し合ってる五振りを見て、良かった、と思った。

先程から薬研が一歩引いているのを見て、なんか入れてあげたくなったんだ。








・








話し合いが始まって数分後、決まったぞ、との薬研の言葉にそちらを向く。

すると、四振りが、ニコニコしていたり、顔を強ばらせていたり、緊張させていたり。


その可愛さに心の中で身悶えしながら次の言葉、刀剣達によって付けられた名前を待つ。



「あ、あの、僕達、一緒に考えてみたんです。」



と前田。



「じゃあ、せーのっ！」









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿おお久しぶりです。
言い訳はしませんが、更新できず申し訳ございませんでした！
できるかは分かりませんが、これからは一日一話更新を目標に頑張っていこうと思いますので、今後とも応援よろしくお願いします！

名前 二→←婚約者

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す