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第3話 ページ4

Aside


世界が暗転したあと、なかなか世界は元に戻らなかった。



その不安感もあり、私は暗転した世界で色々動き回ってここはどこなのか調べてみた。



現在の時点で分かった事は、ここも一つの世界ということ、だ。



だが、この世界は普通に行けるわけではなかった。



何とも奇妙だが、この世界は気絶しなければ来ることができないのだ。



まぁつまり、現実の世界で意識を失うと来れる世界というわけだ。



『っわ、びっくりした……これは、壁?いや違う、ドアノブがある…ドアだ』



歩きながら手探りで調べていると、見えないドアのような物にぶつかった。

目を凝らして見ると、そこには木製の少し古びたアンティーク調のドアがあった。



『何でこんなところにドアが…』



そういいながらドアノブに手をかけて、ドアを開こうとした。


そう、開こうとしたのだ。


何故私はドアを開かないのか。何故なら、








『…はは、お久しぶりです妖さん』


?「あぁ、久しいな。半時ぶりか?」



妖の世界に強制的に戻されてしまったからです。









『…あのう、もし良ければ妖さんのお名前を教えてもらってもよろしいでしょうか』


青淋「俺か?俺は、青淋だ。」




青淋〔せいりん〕と名乗る妖さん。
聞き覚えのある声だと思うのは気のせいか。




『せ、青淋さん?とお呼びしても』


青淋「構わん。好きに呼べ」


『はっはい』




緊張気味に発した返事を聞くと、私に背を向け歩き出した。




青淋「じゃあ、行くぞ」




私が返事をするまで、数秒間の間が空いた。






『……どこへ?』


青淋「家に。」


『誰のですか?』


青淋「俺の」


『えぇ……』


青淋「返事は?」


『はい、喜んで…』




妖怪の世界怖い。


青淋さんの一歩後ろをちょこちょことついていく。

青淋さんの家に着くまでに大通りらしき道を通り、大通りを外れ今度は路地裏に入った。

距離は大したことなかったが、すれ違う妖達のおかげで、また暗転した世界に飛びそうになった。



すると、賑わっている小さな街からほんの少し外れた一つの店についた。




『ここは…?』


青淋「ここが俺の家だ。」



目線の先には大きなお屋敷が一つ。


私は少し、目眩がした。

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設定タグ:妖怪 , 半妖 , ファンタジー   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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十眠蜂九(プロフ) - こんにちは( ´∀`)σ)∀`) (2017年12月19日 22時) (レス) id: 4998cd34df (このIDを非表示/違反報告)
ちさてぃ - (‘*‘) (2017年5月30日 20時) (レス) id: 4998cd34df (このIDを非表示/違反報告)
御伽(プロフ) - 新キャラ出ました!雨竹 葵(アマタケ アオイ)君です!白黒なのに葵という名前の意味は次回...! あと更新が非常に遅くなってすみません!完結も更新停止もしてませんからねー!! (2017年2月12日 14時) (レス) id: db9f641ea5 (このIDを非表示/違反報告)
ちさてぃ(プロフ) - 御伽さん» なるなる (2016年10月29日 19時) (レス) id: 4998cd34df (このIDを非表示/違反報告)
御伽(プロフ) - ちさてぃさん» あのね、元々アナログで描いてたのを線画輸出して修正して色付けて編集してってしただけだからそんなに時間かからなかったの (2016年10月28日 23時) (レス) id: db9f641ea5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冰鬆葉 | 作成日時:2016年7月25日 19時

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