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１５． ページ15
朝田side
真鳥「朝田くん！ここ空いてる！」
結局押し切られて、食堂に来てしまった。
朝田「で、話って何ですか。」
真鳥「特には無いんですけど…っていつまでもそんな顔しないでくださいよ。」
この人の敬語、なんかムカつく。
媚び売ってる感じがすごいするし、使う気ないなら止めたらいいのに。
朝田「別に敬語じゃなくていいですよ。」
真鳥「でもタメ口になりますよ？」
朝田「いいんじゃないですか。僕の方が年下ですし。」
真鳥「じゃあ遠慮なく。」
遠慮なんて元からしてないやん。
真鳥「それで、朝田くんは俺の何が気に食わん？」
朝田「全部です。」
真鳥「結構ストレートに言うんやな。」
やって、ほんまの事やし。
真鳥「それは俺がAの傍におるから？」
朝田「違います。」
真鳥「じゃあなんで？」
背もたれから少し前傾姿勢になって、俺の方を見るこの人は、俺にどんな事を言われても気にしてないみたいで、
変に気にしてる僕はやっぱりまだまだ子どもで、Aちゃんもやっぱりそういう所見てるんかな、なんて思った。
朝田「そういう所です。」
真鳥「どういうとこ？」
ただ間抜けなだけかもしれへんけど。←
朝田「一生探してろ。」
僕もそんなすぐには大人になれへんし。
朝田「じゃあ僕はこれで。」
真鳥「え、もう帰っちゃうの？」
朝田「学生は忙しいんです。」
真鳥「そうかー。じゃあね。」
次はすぐに離してくれるんや。
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作者名：だーちゃん。 | 作成日時：2017年9月10日 0時
