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追加エピソード2 ページ44

そもそも付き合ってる人がいるのに他の男性と飲みに行くのって良くないよね。何としてでも断りたい。

「あの、私、今付き合ってる人がいるの。だから飲みにいくのはちょっと…。」

「いやいや、別に下心とかねぇし!勘違いすんなよ〜。」

ヘラヘラ笑っている。

「じゃあ、連絡先だけでも交換しよ!お前、俺の連絡先消したろ?」

…もうこれで帰れるんだったら交換してしまおうか。適当にあしらって相手が飽きたらまた消せばいいし。

「…うん、良い、」

その時、誰かが私の横に立った。

「オイ、テメェそこまでにしとけや。」

どこかで見たことがある…あぁ!銃兎さんがヒプノシスマイクでルイ達を倒してくれた時に銃兎さんと一緒にいた白髪の人だ!

「コイツはウサちゃんが大切に大〜切にしてる女なんだよ。ここで身を引くのが英断だな。」

言葉こそ乱暴ではないが、醸し出す雰囲気は明らかにカタギのものではない。

「あ、あぁ…はい…。」

健斗はそう言うも、掴んだ腕は離さない。肝が座っているのか、ただ馬鹿なだけなのか…。

白髪の人は煙草に火をつけて、フゥーと煙を吐いた。

「ほら、言わんこっちゃねぇ。」

えっ?とその言葉の真意を汲み取れずにいると、ふわりと大好きな人の香りがした。

その人を見上げる間も無く、あっけなく私の腕を掴む健斗の手が剥がされる。

「その汚い手で彼女に触らないでいただけませんか?」

「銃兎さん…!!」

銃兎さんは健斗を頭から足の先まで眺めた後、フッと笑った。

「私の彼女になんの用でしょう?」

そういって私の腰をぐっと引きつけて身体を密着させられる。

「い、いや…何でもないです。」

健斗のプライドはズタズタらしかった。先程まで浮かべていたニタニタした笑みが嘘のようだ。

「ほう、そうですか。では、」
と銃兎さんはツカツカと健斗に歩み寄って耳元で何かを囁いた。

その瞬間健斗は何やら顔を青くして足早にその場を去っていった。

「銃兎さん、ありがとうございます…!」

「…今日はとりあえず帰りますよ。すまねぇが、今日の件はまた今度にしてくれないか、左馬刻。」

「まァ急ぎじゃねぇからええわ。それにしても、お前にしちゃ随分と優しかったなァ?」

「チッ、うるせぇぞ。ほら、行きますよ。」

銃兎さん、怒ってる…?
左馬刻さんに会釈して急いで銃兎さんの後を追った。

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レン(プロフ) - きのこさん» きのこさん、ご感想ありがとうございます!ウサちゃん、はまったようで良かったです笑完結後もコメントくださるととても嬉しくなります^ ^ (2020年10月24日 16時) (レス) id: 964e945bea (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - いや〜今更来ましたきのこです。あの、場違いかもですが、左馬刻様が銃兎さんのことを「ウサちゃん」って言ってたのが凄い肝臓にきました。というか、いやもう最後ページの部分とか瞬きしてなかったですねwwとても面白かったです!!更新お疲れ様でした!! (2020年10月24日 6時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 絢さん» お楽しみいただけているようで嬉しいです!私も絢様のコメントを拝見してニヤニヤしてしまいました…!笑ありがとうございます! (2020年1月21日 22時) (レス) id: 964e945bea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんなの言うの恥ずかしいんですがめっちゃニヤニヤしてみてます (2020年1月21日 13時) (レス) id: 15b677e26e (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - shinox2さん» うわわ!私もそこお気に入りなんです〜!笑お褒めのお言葉本当に嬉しいです、ありがとうございます! (2019年10月29日 16時) (レス) id: 964e945bea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2019年8月23日 23時

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