【あんスタ】不撓不屈の、心を掲げよ。(2)

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どうする、どっちかにあたしを狙わせねぇと。


でも何で狙われる、何がある？


女だから、男関係か？それなら、今に何かされてもおかしくない状態が1ヶ月あったんだから、既に何かやられてるはずだよな。


何もなかった、てことは男関係じゃねぇな。


考えているうちに1年のフロアに着いていた。


わざわざ送ってまでくれたのか、優しいよなこいつ。


礼を言って、あたしは1Bの教室に入る。


自席に座って、また思考を巡らせた。


□■□


結局考えても答えは出ず、放課後。


「影片ぁ、お前はどう思うよ？」


「ハルちゃんが手芸部に入るか入らんかの話？」


「違ぇわ」


手芸部の部室にいますともえぇ。


斎宮と、影片と、


青葉つむぎとの、4人で。


「ひっ、何もしていないのに睨まれた...！」


「睨んでねぇわ...まずあんたの方も見てねぇ」


青葉つむぎは、よく睨んでもないのに今みたいに睨まれただとか若い子怖いとかよく言う。


てめぇも若いだろ、とツッコむのも面倒くさい。


こいつも手芸部なんだと。


斎宮からの扱いはいいとは言えねぇ...いや大体誰でも斎宮からの扱いは酷でぇか。


青葉見てたら思い出すんだよな、犬みたいなヤツから逃げてたときにあたしを助けてくれた2年のヤツ。


なんだっけ、名前......なんとか夏目だったきがする。


え〜と........あ、思い出した。


逆先だ。


......思っきり話逸れたわ。

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