理不尽クソ幹部から逃げるだけ.3【wrwrd!】

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.シャオロンside


ガチャリ、


総統室を開ければど真ん中で顔を覆い床に転がるトントンと楽しそうに笑うグルッペン。真顔で変な事考えてそうなオスマンがいた。


いやカオス。



「……え、」


俺と一緒に来たショッピ君が固まる。

せやな、先輩のこんな姿見たないわ、ごめんな。


「シャオロンとショッピ君ええとこに来た！今から実験室におるA助けに行ってきてくれ！」

「…は？前大先生がぶち込まれた奴？」

「このゲス共がAにやばい薬入れてん！俺には無理や！行ってきて！」



トントンが凄い気迫で迫ってくる。怖いわ。

とりあえずショッピ君と実験室に行く事にするけど、オスマンやろどうせやったん。

俺らやと不安やなって事で廊下で煙草吸ってたシッマつれてく事にした。


ついてきてくれへん？って聞くとまあええよって。


なんや、あの子の事好きやなかったんやないんか。そんな満更でもなさそうな顔しやがって。



いやまあ呼んだん俺やけど。



「A今薬慣らされとるんやろ？どうせ。別にええやん」

「きついのやったから良くないんや」

「まあでろでろのAさん見れるんやったら俺としてはええですけど、」




ぴしり、と体が固まった後にショッピ君の胸ぐらを掴む。

こいつのこの、Aに向けるヤラシイ目が嫌や。


「ほんま、独占欲強い男は嫌われますよ」

「よう言うわ。お前のが独占欲強いやんけ」


ばちり、と火花を散らしたタイミングでコネシマが俺の手を払う。



「お前らそんなんやっとる暇とちゃうやろ！？」

「「うっさ！！！」」

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