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Aside
「ちょ、待ってや」
『……』
ロボロさんと視線を合わせて、顔を赤らめる。やっぱやめ、なんて恥ずかしそうに降りれば、もうオチたろ。
ちらりとロボロさんの顔を見る。
『……』
はあ、こいつ女慣れしとらんな。
顔を書記長と同じく真っ赤にして、だけど恋しそうに私に指だけ伸ばすのが見えた。
「お、おおおお、おおれ！用事があったわー！やからまたなー！？」
『あ、はあ…』
小走りで部屋から出て行くロボロさんを見届ける。
いや、ピュアかよ。
「はー、俺の手当てやってもらっとらんのになあ」
『軍医呼びましょうか』
「ええよ。代りにAが包帯巻いてや」
『やだもう照れちゃいますって』
「照れてええで」
『っ、！？』
私の腕を取り押し倒すゾムさん。
しくった、と私が苦い顔をすれば愉快そうに笑った。
やんわり掴まれてるだけかと思い、起き上がろうとすればびくともしない。
ひゅっ、と喉が鳴って、ゾムさんを見上げる。
『これ、幹部がしてええことちゃいますやん』
「…せやなあ」
ぱっ、と手を退けられる。
急いでベッドから退けば、ゾムさんの前に立つ。
何が目的だろうか、と勘ぐっていたらゾムさんがしょんぼりしながら私の裾を控えめに掴んだ。
『何しようとしてらっしゃる？』
「構って」
『大の大人になんで構わなあかんのですか』
私が笑って言えば、きゅ、と口を小さく結んで此方と目を合わせようと上を向く。
ペリドットのような、綺麗な瞳と顔が見える。
寂しそうな顔して、そんな。
「かまってえや」
そんな、
消え入りそうな声で、すがりつくような瞳で、そんなの、演技でもやらないでくれ。
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チンアナゴ(プロフ) - 88で呟きを聞いている人って誰なんですかね…？それともこれからのお話で明らかになるやつですか？ (2020年1月4日 10時) (
レス) id: 8599bbc4dc (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - もう........尊とすぎて語彙力が....次も楽しみです！！がんばってください！！！ (2019年12月8日 10時) (レス) id: 8776df8bdd (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 闇鬼星さん» お気遣いありがとうございます。被害者出ない程度で悶えてもらえたら嬉しいです。 (2019年12月8日 9時) (レス) id: 58d763e253 (このIDを非表示/違反報告)
闇鬼星(プロフ) - 更新お疲れ様ですぅ…………ゾムさんが可愛すぎて悶えて妹にライダー○ックしてました( '-' )頭痛くならないほどに更新頑張ってください……超絶応援してますですはい (2019年12月8日 8時) (レス) id: a2f6134a7d (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - かるたさん» 嬉しいですが痛いので倒れないでくださいね。 (2019年11月28日 4時) (レス) id: 58d763e253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱
| 作成日時：2019年11月4日 16時
