【ヒロアカ】”平和の象徴”【死柄木弔】【爆豪勝己】 (ページ8)

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7.自己犠牲の精神ページ8

『...ん、、』

「A、調子は...、」

『...と、しのり...？』

目を開けた先には、心配そうに眉を下げる俊典が私を見つめていた

『あ、そっか、私上限越して倒れたのか...』

「すごい心配したよ！ああ、ーーに連絡しなきゃ、」

私のお母さんの名前を呼んで、慌てて出ていく俊典

『...』

«トップヒーローは学生時から逸話を残している...彼らの多くが話をこう結ぶ！！»

『...っっ、、』

«「考えるより先に体が動いていた」と！！»

いつか、俊典がそう言っていた。
その時の私には至極当たり前のことに聞こえていた

『...デク...くん』

あの人もそうだったのだろうか
私は考えてしまった
あの時、個性を発動した理由はあの子を助けたかったから、だけじゃない

「A、お母さんが迎えに...」

俊典に、見ていて欲しかったから

『...俊典、私は、ヒーローになれない...？』

布団を握りしめて俯く

「なれるよ」

『...』

パっ、と世界が明るくなった
この人は何処までもヒーローなんだと、改めて実感してしまった

「見てたけどね、Aが個性を発動してなきゃ危なかったよ」

...__確かに君もヒーローだった