検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:210,142 hit

怖いなぁ ページ22

一時間後。


「お、終わった……」

手入れ部屋の妖精さんと思わずハイタッチするほど、いやー、よく働いたよ私。


多い、多すぎるぜ粟田口……!!!


いやまぁ手入れ札使いまくったお陰で早々と終わることが出来たけども!!


つかれた。めっちゃつかれたつらい。


マフィアで1日働くよりつらいよ本丸、お腹すいたよぉぉぉ!!!


「疲れた…疲れたよパトラッシュ…」


宗「死ぬんですか?貴女」


「僕は死にましぇん…」


宗「でしょうね。それより…そんなところに座り込んでなんですか。だらしがない」


死なないけどね、体が動かないんだわ。


「いやよくわかんないけど立てないっす。力が入りません」


宗三ははぁ…とため息をつくと、私の前にしゃがみこんだ。


「……何してんの?」


宗「見てわかりませんか。貴女が腰を抜かしているからおぶってやろうかと言っているのです」



えええええ……?



「いや、怖いわ遠慮します」


宗「はぁ?」


いやだって宗三細いんだもん。宗三っていうか左文字兄弟はめっちゃスレンダーすぎて怖い。


「だって宗三私背負ったら背骨折れそうじゃん?」


そう笑いながらいえば、宗三の顔には分かりやすく青筋がたった。

ジ、ジョウダンダッタノニナー。


宗「ほぅ…?どうせ籠の鳥の僕には、貴女のような小娘1人背負えないだろう…とでも?」


「いやそこまで言ってねえし籠の鳥ってなn」


「いいからさっさとおぶさりなさい。いつまでこの僕を地べたにしゃがみこませているつもりですか?」


そうまくし立てられるもんだから、私はしぶしぶ宗三に背負ってもらうことにした。


「腕は普通に使えるし、匍匐前進で戻ればよくね?」

宗「一本丸の仮にも主が床に這いつくばって移動するなんて無様な事を許すと思いますか」

「思いませんねぇ」

宗「ならば初めから言わないことですね」

「うわめんどくせ」

宗「何か言いましたか?」

「イイエナンデモー」


そう言い合いながら手入れ部屋を出た。

因みに粟田口の皆は手入れ部屋の一角にあるお休み処みたいな場所で寝てます。ブランケットもかけてきたし何かあったら妖精さんが報告してくれる手はずです抜かり無し!


「いやー、それにしても疲れた…」

宗「当たり前です。例え短刀と言えども粟田口のほぼ全員を一気に手入れしたのですから」

「へぇー……てかさぁ」

宗「何です?」


やっぱ宗三さんスタイル良すぎて背負われてるの怖ぇわ。

言わないけどね。

どうでもいいネタです→←れっつわーきんぐ!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (413 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
860人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天時雨(プロフ) - 続き待ってます (2020年1月18日 19時) (レス) id: fd67faa05b (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!ここで終わっちゃうんですか?続きが気になります (2018年11月22日 12時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Lia(プロフ) - 終わらないで、続きが気になるんです!!続き書いて下さいお願いします! (2018年9月22日 16時) (レス) id: af1b7d3fc5 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - か……完結?!久し振りに浮上できたら完結になって驚きました。どうか……ネタでもいいので……恵んでください(´;ω;`) (2018年5月18日 6時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
アニメラブ(プロフ) - えっ...終わりですか?急ですね。 続きが気になります>< (2017年10月22日 23時) (レス) id: 9491c8ca0e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫陽花 | 作成日時:2017年1月11日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。