#38 ページ39
「本当に、すみませんでした...」
私、最低だ。
せっかく頂いたのに、彼にまで恥を晒させてしまった。
きっと彼には、私がよく喋るデブに見えるだろう。間違ってはいないけれど。。
やっぱり、好きな物となったら語っちゃうのがオタクなんだよ。うん。学校だったら絶対無理だけども。やっぱ外は気が楽になっちゃうのよ。。
『いいんだよそんなこと笑
それより＿＿＿』
『あの上に粉砂糖をかけたら、もっと見栄えると思うんだ。』
「...え」
今の流れでよく言えるなと思いつつ、その先の言葉が気になった。
『それと、ラッピング。店内に置く時は、まだ包まなくていい。
下にシートを敷くだけでいい。箱に入れる時に、包むべきだ。
そうすれば、更に形を見えやすくするのと裏目に、生地が簡単に崩れてこないということも伝えられる。
味は完璧なんだから、そこをもっと工夫すれば、ここの評判を知らない人の足も止まる。』
すごい。
私より、見てる。考えてる。
「...そうですね。それ良いと思います！
それに付け足しなんですけど＿＿
横に1つ、包装されたものも置くというのはどうですか？」
『それはどうして？』
少し驚いた、というふうに、目を軽く見開く。
「その時期によって、包装のデザインって変わるじゃないですか。今ならハロウィン、みたいに。
そういうバリエーションもアピールすれば、地味に見られやすい1色の生地も、華やかになると思うんです。」
彼は黙る。
あ、要らないこと言っちゃったかな。
「すみません、私、余計なこと＿＿」
『いや、それ良いな。』
『...実は俺、配信者やってて』
『柳瀬って名前なんだけど...まぁ知らなくて当たり前だけどさ笑』
『そこで、この前ここのシュークリームについて熱弁しちゃってさ、
そうしたら、なんとここの店長さんから案件としてもう一度詳しく紹介してくれって頼まれてさぁ...』
『もっかい買って、考えようと思って。』
『...俺、君に会った時、思ったんだよね。
この子なら、もっと良い考えが出てくるかもしれないって』
「...それは、私がデブだからですよね。」
『...それは、否定しないけど...でも、あの反応を見れば、分かるよ。』
「私、貴方のこと知ってます。」
「私は、貴方が紹介しているのを聞いて、ここに来たんです。」
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うるさいキメラ - 璋さん» 可能なら、二次キャラになって、推しの唇奪いたい！ ヒカル「ヤバい危機が迫ってきた」 (2019年5月21日 15時) (
レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
璋 - うるさいキメラさん» それな(おい進級生) (2019年5月20日 1時) (レス) id: 1c29926d87 (このIDを非表示/違反報告)
うるさいキメラ - 璋さん» 勉強したくない(V)o￥o(V) ヒカル「おい受験生」 (2019年4月18日 11時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
璋 - うるさいキメラさん» イチゴちゃんのTwitterならさっき見てきたぜ、奥方。 (2019年3月17日 19時) (レス) id: 1c29926d87 (このIDを非表示/違反報告)
うるさいキメラ - 璋さん» Twitterでは元気らしいぜ、旦那 (2019年3月11日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴソーダ | 作者ホームページ：https://twitter.com/Ichigo_soda23?s=09
作成日時：2017年11月23日 20時
