【#コンパス】私がゲームキャラになった件について。

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ぎゅうっと力強くでも苦しくない程度に



私は13さんに抱き締められて、頭を撫でられてる




私が？


なんで、何もしていないのに？



なのに頭を優しく撫でられ私は酷く安心する









「さっきの試合、リリカもいただろ？



今からリリカんとこ行くぞ」








そう言われ私は13さんに持ち上げられる



巷で言うお米様抱っこ、とか言われるやつ



「ちょ、ちょちょちょどこ行くんですか？！！！！」


「リリカんとこだよ。いーから黙ってろ」









そう言われて私は言葉が出なくなった




こんな姿誰かに見られたら………恥ずかしさと見苦しさでパァァンとバラバラになって死んでしまうんじゃあないのか……


誰にも会いませんように…！！！！！









「おら、着いたぞ。





よぉリリカ、邪魔するぜぇ！」



「13さん！




きゅ、急に開けないでって何回も言ってるじゃな…………い……………ってその肩にいる子は……………Aちゃん………？」






1発で当てられてしまって死ぬほど恥ずかしい所存です。はい。



「ソ、ソウデス………お見苦しい姿を晒してしまってゴメンナサイ…………」

「こいつ、お前と話がしてぇんだと。



だから俺っちが連れてきたってわけ」









「え？」

「え、リリカと？」


その声は同時に重なった


私そんなこと一言も言ってないしなんなら無理矢理連れてこられたのに肝心の13さんは既にスタスタと帰ってしまった

こ、これどうしろと………………







「あ、あの、リリカとお話がしたいって……」









「えっ？！！


あ、あの、えっと……………」




ちょっと待ってどう答えればいいんだ？！


えーと……………




あ、そう言えば…13さんがリリカを見てるみたいで辛いって言ってた……ような…………


つまり私とリリカさんは少なからず同じ境遇にたっていたってこと……………？



それで態々私とリリカさんを2人っきりにして…………









「Aちゃん…？」



「………あ、あのリリカさん。



ちょっと重くなってしまうお話なんです…。



いいですか…………？」









「………Aちゃんがそれで楽になるならリリカは大丈夫だよ！


とりあえず入って入って！」

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