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>>22 ページ24

「……んん…あれ…………」








目が覚めた。

目覚めが珍しくよかった。

時計の針は17時を指していた。




ほぼ丸一日寝てたんだ…誰も起こしに来なかったのは気を使ってくれたからかな……



なんだか身体が軽い気がする…

よく寝たからかな…






「…ん?」


体を起こすとテーブルの上には3つのおにぎりが皿に乗って置かれていた。





そしてふとドアの方に目がいった




ドアは少し開いていた。


「…また私部屋の鍵閉め忘れたんだ」




「…ん?




なぁにこれ…」




私の体には至る所に絆創膏が貼られていたの
だ。




「これは誰がやったんだろう……」








するとドアの方から黒い人影が見えた




ドアの向こうには昨日初めてご対面したあの人がいた。





「…調子はどうだ?」

「…え、あ、だいぶ落ち着きました」

「あっそう…。

つーか大体部屋の鍵閉めねーとかどんだけ無防備なんだっての。食われても文句言えねーぞ?分かってんのかガキンチョ」



部屋の鍵を閉めろ、という言葉は前も言われた気がする。いい加減学習しろ…わたし。
てかガキンチョって…口悪いなこの人…

大体この人顔があんまり見えない…お面?みたいなのいっつもつけてるのかな…全身黒っぽいしゴツいしなんか人間…じゃない人もいるのかなここには…。




「あ?なんだ人のことジロジロ見て変態」


「っ?!ち、違いますよ!!!あ、お名前を聞いてないと思って…」


「言ってなかったか?13だ。13。覚えとけ。」

13…珍しい名前。てか名前?ハンドネームみたい…。ま、いっか…。


「てか、お前腹減ってねーの?」


「あ、あぁ…確かに少し減りました」

「お前のために俺様が特別握ってやったんだよ。ありがたく思って食え。そんなガリガリだと試合もできねーぞ」


握った…?もしかしてこのおにぎり…?
わたしが昨日ボロボロになって帰ってきたのを見て夜中作ってたってこと…?


てことはこの絆創膏も……



「13さんって優しいんですね…。私のためにこんなにしてくれるなんて……」



「勘違いすんな。あんなボロボロになってりゃ誰だってすんだろ。

泣いてねーではよ食え」



13さんは私のベットに腰掛け涙を拭う。



ポロポロと勝手に溢れてくる涙。
紛れもない優しさから生まれた涙。

私に足りてなかったもの。



あぁ…ここに来てよかったかもなぁ…

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アレン(プロフ) - 一つ、指摘のようなものなのですが、ストーリーではアタッカーとなっていますが、設定ではガンナーとなっております。混乱してしまうので修正をお願いしてもよろしいでしょうか? (2020年4月3日 7時) (レス) id: 4498eb1052 (このIDを非表示/違反報告)
まるもち(プロフ) - すごい面白い!よろしければ、かけだし勇者くんを出してもらいたいです、使用キャラなんですお願いします、 (2019年11月15日 20時) (レス) id: 5f97428838 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 所々夢主の名前が…。1度違う名前にして読み直してみては如何でしょうか…。結構夢主の名前が変わってないのはあるあるですので…。 (2019年10月4日 3時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
矢野(プロフ) - ?( ? )?夜々?( ? )?さん» 味方ありがとう いいセンスだσ`・ω・´)σ (2019年8月31日 7時) (レス) id: 69b0fb2326 (このIDを非表示/違反報告)
?( ? )?夜々?( ? )?(プロフ) - 一度しか言わないからな…好きだ。 (2019年8月8日 15時) (レス) id: 120c7c21f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:矢野 | 作成日時:2019年6月14日 0時

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