青い監獄のボディーガード (ページ43)

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ボディーガード人生初のお揃いページ43

(クリアチームのメンバー発表より1,2日ほど前の時間軸)

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私は今、巡回中だ。
正直最近は本当に私はボディーガードなのか怪しくなってしまっているため、ありがたい。

と思いながらウキウキで(全くそう見えない)歩いているとバッタリ人と出会った。

最近、というよりも巡回中に誰かと出会う確率高いな、と思っていると
前を歩いている人に突然声を掛けられた。

？「なぁ。」

叶「ﾊｲｯ⤴️何でしょうか。」
……最悪かもしれない、声が裏返った。

叶「…お気になさらず、ついすこーしだけ驚いただけなので。決してビビりなどでは無いです。」

叶(ふー言えた✴️)
と詩乃が謎に達成感を出していると、

？「了解、了解。脅かせて悪かった、俺は黒名蘭世だ。お前が噂のボディーガードか？」

この男の人は黒名と言うらしい。
なかなかしっかりした人だ。この人どこかのツンツンデレや烏さんのようにビビりなんて言わない。

つまりめっちゃいい人だな←チョロい

叶「噂は知らないですけど、私一人しかボディーガードはいないのでそうだと思います。」

黒「成る程、成る程。あと同い年だと思う、タメでいい。」

叶「じゃあ、ありがたくそうさせて貰うよ黒名。
私、黒名に聞きたいことがあったんだけど、その三つ編み？だっけどうなってるの？」

黒「？知らないのか」

叶「そう、というよりもやったことない。」

黒(珍しいな、今時やったこと無いなんて。！そうだなーーーー)
何か黒名は思いついたのか詩乃を見る。

黒「名案。名案。俺が三つ編みを知らない詩乃に三つ編みをやろう。」

叶「それはありがたいな。時間があるならお願いしたいな。」

黒「！了解。了解。任せろ俺に」

叶「じゃあ、黒名、三つ編みの先生頼む！」

黒「まかせろ。まかせろ。」
数分後すぐに私の横に黒名と同じように三つ編みができた。

叶「おぉ…！これが三つ編み！」
黒「完璧、完璧。」

黒(三つ編みだけでこんな喜ぶなんて詩乃は可愛い。可愛い。)
とその様子を見て微笑ましそうにしていた。

叶「ありがとう。黒名。」
と少し微笑んだ。

黒「これくらいならいつでもやる。いつでも来い。来い。」

叶「…！これ人生初のお揃いってやつだ。嬉しいかもしれない！」

黒「そこは嬉しいかもしれない、なのか(笑)」

叶「うーんやっぱり嬉しい、かも。」

黒「！そうか。お揃い。お揃い。」
と詩乃とお揃いを黒名も嬉しそうにしていた。