青い監獄のボディーガード (ページ38)

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１STteam ページ38

私が世一達(主に世一)に会いに行こうと思った所で絵心さんから連絡が入った。

絵「えー、その様子だともう見たと思うが、最初にクリアしたチームと同じで詩乃ちゃんも一緒に来い。以上だ。」

と絵心さんは伝えたい事だけを私に伝えてすぐにマイクを切ってしまった。

叶(それにしても丁度良かった、私も行きたかったからな。)

今更ながら考えると、絵心さんの許可がないと世一達には会いに行けないな、
ということを思い出す。

叶「私がこんなのを見落とすなんてな…私も変わってるのかもしれない…ーー」

と確かに感じながらクリアした、世一達のもとへと向かった。

ーーーーーーーーーー

叶(ここか、)

と思い、扉を開けると其処にはーーーー
突破した凛達がいた。

叶(生憎、私には誰も気付いてないようだな。)

とそれもそのはずで世一達は絵心から≪運のカラクリ≫について話されていたために、邪魔しないようにと詩乃はすみっこの壁で空気と化していた。

叶(これが世で言うすみっこ○ぐらしか…安心は…別にしないな。)←

とクソほどどうでもいい、まぁ詩乃にとっては違うかもしれないがそんな事を考えていた。

そして絵心は運の話をしていくーーーー

それを聞いて詩乃は、

叶(やっぱりというよりも当然か、冴さんに教えてもらったからわかったな。)

とあの糸師冴の教育を受けた詩乃には当然のようにサッカーが分かるようになっていた。

逆にこんなことも分からないと冴が知ったら、

冴(再教育が必要だったようだな詩乃は。)
と鬼、いや魔王の形相となり知識を叩き込まれるだろう。

それを想像してしまった詩乃は

叶(こ、コワイ。コワｽｷﾞﾙ、)
と流石の天才である詩乃も震えていたとか。

叶(それにしても絵心さん、例え方が[ふん]は分かりやすいけどどうなんだろうか。)

と絵心の話を聞いてそんなことを思っていると、

絵『ーーーーまずは手始めに24時間後ーー世界選抜との５対５決戦といこうか、
監獄(オリ)の中の蛙どもよ世界を知る時だ』
と私にも知らないことを絵心さんは言った。

叶(！？、え???どういうこと。)
かろうじて声は出さなかったものの流石に驚いたのと同時に…ーー

叶(私の胃と頭、大丈夫だろうか。)
と心配していた。

そんなこんなで詩乃がこの先の事を考えていると絵心が

絵『おい、お前らが世話になってる詩乃ちゃん、ボディーガードが後ろに居るぞ。』