青い監獄のボディーガード (ページ2)

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プロローグページ2

叶野Seed

叶「ーーーはい。これが私が出来る最後の仕事になると…いえ、謝らないで結構です。遅かれ早かれ私は政府に行くことになるのは分かっていたことなので。ーーーはい、失礼します。」

突然だが、私はーーー
　ホワイトルームという所で、とてもではないが、歳に合っていないカリキュラムを受けていた。そのカリキュラムによって、精神が可笑しくなり、脱落していく者が増えていき、最終的には私以外はーーー
　居なくなっていた。
　けれども、唯一人生き残った私は、疑いようの無い実力を身に着けた。
しかし、私は逃げた。
その狭い監獄から、見てみたくなった、知りたくなった、
だからその監獄を、ホワイトルームを潰した。
　
それが、私の隠すべき過去。
　
ホワイトルームを潰した私は、ホワイトルームのことをこの仕事、つまり『ボディーガード』を仕事にしてやるから、と脅された。
その挙げ句、まだあいつ、、、
　私の父の部下がいるせいもあり、
この仕事が終わったら政府に行かされるのだろう。
逃げるにしてもお金は海外に行くには足りないし、パスポートも取れるかと言われると、
そうもいかなそうだ。
　つまり、詰んでいる。

でも、「これでいい。私が人並みの事をし、知るのはこれ程時間があればできる。
　まずはそのお世話になる仕事場に行くとし
　よう。」

　私はそこで見つけられるのだろうか。
　人の感情や外のことが。

　まぁまさか、また監獄に入れられることを知らずにこのときの私は
　大きな期待からか、軽い足取りで地図に示された監獄ーーー

　『ブルーロック』に向かって行った。

　