【歌い手】また、目が合った【あほの坂田】

１回目 ページ2

６時限目。

お腹もいっぱい、疲れはピークで眠くて仕方ない憂鬱な時間。

貴「(誰も見てないし、寝ちゃお……)」

教科書を防壁に机に突っ伏して目を閉じた。

すると、すぐに睡魔さんが襲ってきて、あっという間に夢の世界へ。



＊


「きりーつ、れーい、ありがとうございましたぁ」

はぁ、良かったぁ。

先生にはバレなかった。


……先生には、ね。


A「Aー！また今日も寝てたでしょ〜？笑
ばればれっ！笑」

貴「うっそぉ〜！？見てたのかぁー！あちゃちゃぁー……バレないと思ったのにっ笑」

B「いやいやぁ、あんな可愛い顔で寝てたら誰でも気づくよ」

C「可愛いかは別としてすっげー勢いで寝てたし気づくわ笑」

貴「おいこら、最後笑」

わいわい、がやがや。


私の周りは人がいっぱいいる。

今も話してると、

「やっぱ寝てたんだ〜笑」

とか言いながら人が寄ってくる。


勿論、私がそういう感じの人だからということもある。

けど、それよりも、こっちの方が理由としては大きいだろう。


坂「やっぱ寝とったんか〜笑 まあ俺もだけどな笑」

貴「あー、人のこと言えないじゃーんっ笑」

「「「お前ら仲いいのな笑」」」





……坂田くん。クラスのムードメーカー。

私とすごく気が合う人。

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