☆動揺と自責の念☆ ページ42
伏見と摂津も合流し、車に乗り込む
スマホを見ると、七尾からLIMEが届いていた
「っ…病院に向かうぞ」
みんなの反応を待たずに車を出す
「もしかして、Aに何かあったんすか？」
「アナフィラキシーショックで意識を失ったらしい」
「へ？でも、俺らが向かった時にはキスマークしかなかったっすよ？」
「…は？」
「！あ、いや…えーっと;;」
Aにキスマーク？
俺は最近付けてない←
ってことは、そういうことだよな…？
「左京さん…大丈夫っすか？」
「あのー、交差点一つ過ぎましたよ？」
「…悪い」
改めて別ルートで車を走らせた
「で、あとは？」
「へ？」
「他に傷はなかったか？」
「まあ、はい。キス止まりっすねぇ、あれは」
「…そうか」
静かな沈黙が流れる
「なんか、すんません。余計なこと言ったっすよね？俺」
「いや…程度によっては接し方に気を付けないといけないからな。必要な情報だ」
予想以上に震えた声が出て、自分で驚いた
コイツらにバレてなきゃいいが…
…いや、バレてるだろうな
程なくして病院に到着
看護師に場所を聞いて病室に入ると、坊と七尾が居た
「…遅せぇよ」
「左京にぃ…」
ベッドに横になっているAに視線を移す
点滴に繋がれていて、酸素マスクも付けられていた
「A、とりあえずは大丈夫だって。明日の夕方には退院出来るらしい」
「千景さんは寮に報告しに帰ったッス」
2人の言葉はほとんど耳に入って来ず、ゆっくりAに近付く
そんな俺を見てか、5人は静かに病室から出て行った
「A」
優しく頭を撫でる
すると、病室の扉が勢いよく開き、お義父さんが入ってきた
「無事だったみたいだな。あいー、えがった！」
無事…無事、なのか…？
病院に送られた時点で…いや、拐われた時点で…
「左京くん、生ぎでらだげで、自分のどごさ戻ってきてくれただげで、“無事だった”ど思わねば」
「でも、俺は…」
「…守りてくても、どーしても上手ぐ守れねぇごどだってあるんだ」
顔を上げると、お義父さんは病室の窓から空を見上げていた
こちらの視線に気付くと、少し慌てて苦笑いする
「そもそも、オラが捕まらねば良がった話なんだばってな」
「それは…」
「まあ、Aのごどだがら、“私のせいで迷惑かけて…”とか、オラだぢ以上に自分どご責める可能性あるべ」
「…ですね;;」
「だがら、互いに思い詰め過ぎねぇごどだ」
そう言って俺の肩を叩き、病室から出て行った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ゆの(プロフ) - 設定が細かくて、とてもいいと思いました！応援してます。 (2020年3月15日 4時) (
レス) id: 62e87b912a (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 全然更新できなくて申し訳ない…私が実際に所属してる劇団の公演準備や稽古が忙しくて(>_<) (2019年5月1日 17時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
Thistle* - soccer♪さん» 強っ!? ワクチンは全っ然したことないな… けど掛からないのはぱねぇっすよ先輩…笑 (2019年3月4日 0時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - Thistle*さん» おお！我が家もある意味最強ですw家族全員ワクチンしないし掛かりもしないw (2019年2月22日 23時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
Thistle* - soccer♪さん» 心配ありがとうございます！！！ あのですね、私最強説なんです、 インフルなりませんでした笑 (2019年2月3日 23時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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