15.悪魔の独占欲 ページ18
ここからは本編になります。
【前回のあらすじ】
まふくんなんか可哀想。
「俺の出番の心配は?」
『さらさらないね!!』
「……ほんとにあとで覚えとけよ」
まふくんと一緒に帰れる幸せに浸っていると、スマホの着信音がどこかで鳴った。
まふくんのかな?
「あの、Aさん」
『ん?』
「そらるさんからメッセージがきました。Aさん知らないかって言ってます。ラインしてなかったんですか?」
『私電源切れてて、メッセージ送れなかったんだよね』
でもこうしてまふくんと会えたからこれはこれで……いいよね、ふへへ。
おいそこ。一瞬引いただろ。私は見たぞ。
「そうだったんですか、じゃあそらるさんに説明しておきますね!」
そういってまふくんは素早い動きでキーボードを打った。
こ、こやつ……中々やるな。
―――
最近の面白かったこと、仕事をたくさん話していたら、あっという間にそらるの家に着いた。
『あーもう着いちゃった。もっと話したかったなぁ』
「あはは、でもまた会えますよ!今度僕の家でみんなと一緒にゲームしましょう?」
「ね?」と笑顔で言うまふくん。
なにこの子すごくいい子。
やっぱどこかで聞いたことあるそらなんとかさんとは違うわ!!
『まふくん……ちょっとお嫁に来ない?』
「へっ!?は、はい!?」
『きっと素敵なお嫁さんになるよ、うん』
「僕、女じゃないです!!」
そう言って真っ赤になりながら怒る。
まふくんすごくいじりがいがあるよね。
「そ、それに!」
『えっ?わっ』
突然、まふくんに腕をグイッと掴まれた。
「僕は、Aさんのことが────!」
「おかえり」
『……?』
「あっ……」
『そらる?ただいまー』
こいついつの間にいたんだとか思ったけどあえて気にしない。ていうか、もしかして怒ってる?
「そ、そらるさん……僕は」
「まふまふ、もう帰っていいよ。A送ってくれてありがと」
うーん、なんか言い方きついような……。
『まふくん、ほんとにありがとね!また遊ぼ!』
「は、はい……!」
「A、雨強いから早く入るよ」
そらるは相変わらず物言いがきついし、私を引っ張る腕が痛い。
『ちょっ、やめてよ!腕痛いから!』
流石にムカついて、振り払おうとしたとき。
玄関の扉側に私をぐっと押さえた。
「ねぇ、自分がなにしたのか、わかってる?」
今日のそらるさんのドS発言
「ごめん、可愛いからついいじめたくなるんだよね」
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しゅがー(プロフ) - スイ(さぶ)さん» ありがとおおおおお!!!スイ久しぶりいいいいいいいミライでいいよおおおおおおおありがとおおおおおおお(´;ω;`) (2019年2月2日 17時) (レス) id: 3a34774f01 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(さぶ)(プロフ) - わ、わ、… そらるさんかっこよすぎか!? 久しぶりーミライ!や、呼び方かえたほうがいいのかな…(・・? 頑張ってねー! (2019年2月2日 17時) (レス) id: 80c14897ea (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ルス君ラブ@まいるんさん» ありがとうございますー!!可愛いは正義ですから…!頑張ります! (2018年8月4日 14時) (レス) id: 3a34774f01 (このIDを非表示/違反報告)
ルス君ラブ@まいるん - ヤバい・・・・空琉ん可愛い〜!!更新頑張って下さい! (2018年8月4日 14時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - リアさん» ありがとうございます…!嬉しいです!!更新頑張ります! (2018年7月30日 22時) (レス) id: 3a34774f01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミライ | 作成日時:2017年12月25日 16時