寵愛 ページ6
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コンコン
｢ジェイドです。Aさん、フロイド、入ってもよろしいでしょうか｣
｢ジェイドー！｣
ジェイドが礼儀正しくドアをノックすると、お構い無しにドアを蹴破るフロイド。
.. 修理費エグそう。
｢こらフロイド。
暴れるのはやめてください。
.. 嬉しいのは分かりますが｣
｢しょうがねぇじゃん｣
2人とも悪巧みをするかのようににやにやしていて、その姿に思わずどっきりしてしまう。
.. ジェイドがかっこいいって言ってたお姉ちゃんの気持ち、今ならわかるかも。
『ってあれ、私はどうしてここに..？』
｢あぁ、貴方、入学式中に倒れたんですよ。
鏡にはオクタヴィネルだって言われてましたし、僕達がここまで貴方を連れてきたんです。｣
" 覚えてませんか？ " 、 そう言って笑うジェイド。
.. 私、闇の鏡にオクタヴィネルだって選ばれたっけ。
確か、ここは汝のいる場所じゃないって言われて、鏡が割れたんだったような気がするんだけど..
、まあとにかくオクタヴィネルに居ても良いみたいだし、お言葉に甘えてここはオクタヴィネルに入寮..すればいいのかな、？
少しどこかひっかかるところがあったけど、見て見ぬふりをしてそうなんですね！と笑った。
_____
.. 少し時を遡り。
｢なージェイド、Aどーすんの？
オクタヴィネルにしないなら鏡を壊すとは言ったけど、あの鏡が無駄なこと言いやがったからAが不審がるかもしんねーじゃん！！｣
コツコツ、と一人の少女を抱えながら歩く男と、その男と瓜二つなもう一人の男。
少女を抱える男は、よくぞ聞いてくれたとにやりと口角をあげれば、
｢安心してくださいフロイド。
先程Aさんに嗅がせた睡眠薬に記憶が混雑するような作用を含んでおきました。
遅効性なのが玉に瑕ですが、時間が経てば少しずつ僕達の思う通りに記憶が改善される筈です。｣
くすくすくす、と笑うジェイドに、さすが！と笑うフロイド。
｢..やっと、やっと俺達のとこにきてくれたぁ..♡
...絶対逃がさねーから｣
愛おしそうに少女をみてはついつい強くなる口調。
その顔には、いつもお巫山戯をしているフロイドだとは思えない表情があって。
｢ゆっくり、じっくりオクタヴィネルの" 物 "にしていきましょう｣
ただただ、愛おしそうに少女を見つめていた。
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優雅(プロフ) - 次の章は。ポム中心がいいです。 (2021年3月22日 3時) (
レス) id: e58b6951ff (このIDを非表示/違反報告)
ユーヤ - うーん…誰が喋っているのかわからないです、名前「」にしてくれたら嬉しいです (2021年2月21日 11時) (レス) id: b933cddf37 (このIDを非表示/違反報告)
小心 - 面白いです 更新待ってます (2021年1月29日 19時) (レス) id: be9c31a95d (このIDを非表示/違反報告)
青谷(プロフ) - 誤字酷めですねGUNをいたってなんでしょうか私にも分からないです (2020年11月11日 20時) (レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
ｼｬﾝﾌﾟｰ？ - 見ていて楽しい…好きです！ (2020年9月12日 19時) (レス) id: 9536630108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷 | 作成日時：2020年6月3日 15時
