『ひゃくじゅう。』 ページ16
〜NO side〜
ルフ「おはようドグラ！」
ドグ「おはようルフィ、今日はかなり早起きだニー、なんかあるのか？」
やはり草地で眠ったから体に負担があったのか？と心配するドグラ。
ルフ「…変な夢を見たんだ、Aが目の前からいなくなる夢で…そうだ！おれ、A探してたんだ！ドグラはAがどこにいるか知ってるか？」
ドグ「あー、おリも探してんだ。Aの奴、どこに行っティんだ？」
寝る場所に問題は無かったようだが、さらに新しい問題が発生したようだ、とドグラは察しつつ辺りを探す事にした。
エー「おい！Aがどこに行ったのか知ってるんだろ！！話せよダダン！！」
ルフ「どうしたんだ？エース。Aがどこにいるのか分かったのか？」
朝から元気のないダダンに感づいたエースがダダンに詰問する。外を探していたルフィが諦めて帰って来たのと同じタイミングだった。
ダダ「あいつは…Aは、海に出た。」
エー「なっ…。」
ルフ「ええぇ！！Aはもうここにいないのか！？」
なんで！とオーバーリアクション気味なルフィと、絶句するエース。
ダダ「あいつからの手紙だ。」
エー「寄越せ。」
ルフ「…おれ読めねぇ。」
ドグ「後でエースが読んでくリっから外で遊んで来たらどうだ？」
分かった！と元気に出かけるルフィ。真剣な表情で読み進めるエースの眉間にはシワが寄っている。ドグラは手紙を読み始めたエースから離れた。
“急に海に出てごめんな。ダダンを責めるな。俺が勝手に出発するって決めたんだ。俺はこの歳で海に出ることにしたが、お前らはもっと歳を取ってからだ。”
エー「なんだよ、大人ぶりやがって。」
小さな呟きは風に溶けて消えた。
“エース、お前の父親が海賊王だから、なんて理由でお前の為に行動したことは一度もない。お前が弟だから俺は行動したんだ。”
“ルフィ、シャンクスに帽子を返しに行くんだろ、お前は何があっても前に進み続けろ。気に入らねぇ奴はぶん殴っとけ。結果は後でいい。”
“お前らにできる仲間は絶対にいい奴らだ。俺が保証してやる。安心して進め。”
ごちゃごちゃした文章と、書き殴った様な文字の乱雑さに本人の性格が出ていて笑えた。
エー「…3枚も4枚もあるのに内容がほとんど一緒じゃねぇか。あいつほんとはバカだな。」
“ルフィはお前の可愛い弟なんだ、お前が世話してやれ。ルフィは頼んだ”
エー「ふざけんなよあいつ…。」
そう呟いて握り締めた手紙に雫が数粒落下した。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
