『はちじゅうご。』 ページ40
いやー、良かった良かった。エースが手伝ってくれたおかげで無事家まで運ぶことが出来た。
『よっし、ここら辺でいいか。…ありがとな、エース。子供は早く寝るんだぞ。』
エー「は？だからお前も子供だろ。」
『俺は特別だからいいんですー。朝ごはんの下準備をこれからやるんで寝ないんですー。』
まだ俺の肩の位置に頭がくるぐらいの身長しかないエースの頭をぐしゃぐしゃと撫でて無理矢理部屋に押し込んだ。
さて、ここからは大人の時間だ。
『ふぁぁぁ…。ねむ…。』
日が昇って数時間程が経つと、ルフィとエースが起きてきた。
朝ごはんの下準備が終わって、やっと寝られると思ったのにタイミング悪いなこいつら。
目の前でガツガツと朝ごはんを食べている子供二人を、下がってくるまぶたを擦りながら俺はぼーっと眺める。
『ほんっと、美味そうに食うなぁ、お前ら。』
ルフ「そんなのAの飯が美味いんだから当たり前だろ！」
エー「…。」
カチャン、と音を立てて箸を置いたエースは無言で出ていってしまった。
ルフ「あっ待ってくれよエース！！」
バタバタとルフィも追いかけていく。
おいコラてめえら。ごちそうさまがねぇぞ。そしてなぜ皿を炊事場まで持っていかねぇんだ？
…これはしっかり教えないと将来が大変だな。
とりあえず、今日はかなり遠くまで行っちまったし許してやるけどよ。
さて、昼にダダンたちが起きてくるまで俺も寝ようかな。めちゃくちゃ眠いし。
俺は布団に潜り込んで数十秒で眠りについた。
ダダ「さっさと起きな！」
『…ぇ…。』
なんでいつもより早く起きてくるんだよダダン。
あ、昨日が特別遅かっただけなのか。ってことは惰眠出来ねぇじゃん。
さっさと家事終わらせて外で昼寝するしかねぇか。
『終わったァァ！！昼寝してくる！！』
返事を聞かずに俺は家を飛び出していつもの場所に行って寝転んだ。
『ふぅ…。』
さわさわと草の揺れる音を聞きつつ、昨日エースが言っていた言葉を思い出した。
もしもゴールド・ロジャーに子供が居たら何をするか、と言われても。
そもそもロジャーって誰だよ。
どっかで聞いたことあるような気がするんだが、どこできいたんだったっけな…。
『…あ。』
思い出した。大海賊時代のきっかけになった人だ。
センちゃんに電話して聞く前でよかった。
“なんでそんなことも知らないんだ”って多分怒られてただろうな。
危なかった…ナイス俺。
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インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
