『はちじゅうさん。』 ページ38
かっこよくセリフが決まった俺は、すっかり失念してた。
「「「グルルル…！！」」」
まだ倒してないんだった。
3匹同時に襲い掛かってきたが、俺はそのまま木刀で一網打尽にしてやった。
『ふー。さて、大丈夫だったか？ルフィ。』
ルフ「ありがとな！A！！」
『うっわぁひでえ生傷。とりあえず帰るぞ。』
死ぬんじゃねえかってくらいに荒い呼吸のルフィをおんぶしてやった。
まだ身長負けてねぇから問題ねぇ。
『よっしゃ着いたぞ、…ありゃ。』
かなり静かだからおかしいなとは思ってたが、まさか寝てるとは。
俺の背中がそんなに寝心地いいのか？
『おーい、着いたぞー起きろー。』
ルフ「んん…ふぁ…。」
『ただいまー。』
ドグ「お頭っ！！ダダンのお頭っ！！」
「ルフィのやつが帰ってきやがったぜ！！」
ダダ「コイツ…、生きてやがったのかいっ！！」
マグ「まーまーお頭。」
ダダ「おめェ一体どこに行ってたんだよ！！」
やっぱり怒られるよなあ。そりゃあ1晩帰ってこなけりゃ心配するか。
マグ「まーまー。お前どこで何してたんだ？」
ルフ「…谷の下で狼に…追いかけられてた…」
ドグ「谷底！？何しに行っティたんだ！？」
ダダ「今日はもう寝ちまいな！！明日からキッチリ働くんだぞ！！」
俺が手当を終えると、ダダンはそう言い放って隣の部屋に行ってしまった。
ルフィは何事も無かったと言わんばかりに数秒しないうちに布団の上でスースー寝息を立て始めた。
はー、タフなやつだよほんと。
…やっぱり1晩ってのも考えもんかなー。
今日探検した限りじゃ、そこまで強い動物がいるわけじゃなさそうだし。
3日すぎて帰ってこなかったら探しに行くことにしようかな。
どうせ追いかけるのをやめろって言っても聞かないんだろうし、俺もフォローに回るってことで。
頑張れよールフィ。
昨日と同じように外に出て、同じルートで同じ場所に行って草むらに寝転がってみた。
はっきりと昨日のことが思い出せねぇんだよなぁ。
…お、きたきた。
『なぁエース。俺さぁ、昨日エースになんか酷いこと言ったか？』
エー「…知らねぇ。」
『んー。何かに本気で怒ったって記憶はあるんだけどなぁ。まいっか。エースを傷つけたわけじゃねえみたいだし。』
諦めた俺は体を起こしてあぐらをかいた。
エー「…もしもゴールド・ロジャーに子供がいたらあんたはどうする？」
『あ？誰だよそれ。知らん人間の知らん子供のことなんか知るか。』
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インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
