『ろくじゅうよん。』 ページ19
マキノさんと暮らし始めて1年半が経った頃、いつものように開店の準備をし終えた俺はカウンター席に座ってくつろいでいた。
ギィ…。
『いらっしゃい。まだ開店時間じゃねぇぞ。…？』
背後でドアが開く音がしたんで俺は振り返りながらそう言ったが、多分途中で言葉が切れてたと思う。
え、なんでかって？
「お？見ねぇ顔だな。マキノの子供か？」
「…お頭。流石に違うと思うぜ。」
『海賊…だよな？』
見るからに海賊らしい男の人達がわらわらと入ってきていた。
「ん？おう。おれたちは海賊だぞ。それがどうかしたのか？」
『いや、海賊なのに悪そうじゃねぇなぁと。』
ドフラミンゴは見るからに悪役っぽかったのに、こいつらは気のいい村人感があるだけで全くと言っていいほど悪そうな感じがしない。
海賊に地域差があるとは思わなかった。
ルフ「あ！！シャンクス！！！やっと帰ってきたんだな！！」
「お！ルフィじゃねぇか！久しぶりだな！」
あ、この人シャンクスっていうんだな。
『あーえっと、Aだ。よろしく。』
シャ「そうか！エットAっていうのか！変わった名前だな！」
『ちげぇよ！A！』
「…お頭。あんまりからかってやるなよ。」
シャ「そんなこと言ったってよーベン。こいつ面白いだろ？」
ベン「会って数分で言う言葉じゃないだろう。」
『あ、ベンさんか。よろしく。…色々苦労してそうだな。』
ベン「…あぁ。」
他の仲間の人たちも席につき始め、料理待ちの雰囲気が出始めた頃にマキノさんが帰ってきた。
マキ「あら、もう着いたんですか？皆さんしばらく帰ってこないと思ってたんですけど。今から準備しますね！ほら、Aちゃんも手伝って。」
『了解！マキノさん！』
後から来たルフィの分も用意しつつせっせと数十人分の料理を給仕し終えた俺は、休憩のためにルフィの隣に座った。
『ふー。』
シャ「なぁ、Aっていくつなんだ？」
『俺？12歳。」
シャ「うっそだろぉ！！？」
『嘘じゃねぇよ。なんでこのタイミングで嘘つかなきゃならねぇんだボケ。』
ベン「そうか…。お頭の精神年齢は12歳の子供より下か…。…ハァ。」
うん、ごめん、多分精神年齢は転生した時から変化してねぇわ。JKのままで止まってる感じだから、大体8年くらいしたら追いつくかな。
ルフ「そーいや、前から気になってたんだけどよ。なんでAの髪は白いんだ？」
『俺はアルビノだからな。』
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インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
