『ろくじゅうご。』 ページ20
ルフ「あるびの？なんだそれ。」
『肌の色が生まれつき薄いんだ。見た目だけで、後は他の人と全く変わらねぇよ。』
ルフィには色素がどうのって話をしても意味はないだろうし、ものすごく軽めに説明してあげた。
シャ「なぁ、あの木刀、お前のか？」
『ん？あぁ。護身用。女子供でこの酒場守るんだから当然だろ？』
カウンターの隅に立てかけてある木刀に、シャンクスが気づいた。こうやって人に気づかれてたんじゃ不意打ちできねぇし、もっと取り出しやすくて見つかりにくい所がいいかな。
もっと別のいい場所探さねぇと。
ベン「…そんな所まで考えてるのか…！」
『おいおい。なんでベンさんはそこでジーンときてるんだよ。』
自由人のお世話ってホントに大変なんだな。
ルフ「じゃあよ、Aも一緒に行こう！」
『どこにだよ？』
ルフ「海に決まってるだろ！？…なぁシャンクス！どうしてもダメか？」
シャ「Aもルフィもダメだ！10年待って出直してこい！」
『うん、俺は行きたいと言った覚えねぇから。当たり前だから。』
どうしよう、ツッコミが追いつかねぇんだけど。ベンさんは今までどうやってこの2人の世話をしてたんだろう。
『…。』
ベン「…？どうかしたのか？」
シャンクスの隣で話聞きながら、ゆっくり酒飲んでたわ。じゃあ今までツッコミ不在で会話してたってことなんだな！？
『…いや、なんでもない。』
もしかしなくても、これから俺がツッコミをしていく役割になんのかな。
「おかわりー！」
「こっちも頼んだぞー！」
『了解！今運ぶ！』
シャンクスの仲間の人たちが口々におかわりと叫び始めたんで、俺は椅子から降りて給仕を再開した。
『…ふー。こんな忙しいの、初めてだな。』
マキ「ふふふ。ここまで忙しいのはこの人たちが来てる時くらいだものね。去年からここを拠点にして航海してるらしいわ。」
『へー。じゃあ、ルフィが海に出たいって言い始めたのもそれくらいか。』
マキ「それもあるかもしれないわね。ガープさんは海軍だから、海に惹かれる家系なのかも。」
『おおぉ。なるほど。』
海賊たちの騒いでいる声を聞きながらマキノさんとそんな話をした。
『なぁルフィ。なんで海賊になりたいんだ？』
ルフ「だって海賊はかっこいいじゃねぇか！」
『あ、うん。』
本能で海に出たいってことらしい。かっこいいっていうだけでなりたいんだから、子供っていいよな。
俺なんか、出来そうになかったらやらねぇのに。
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インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
