六話目 ページ7
｢＿＿さて、ここでクエスチョン。彼をどうするべきかな｣
その問いかけに私は明るく返した
『私は殺したくないわ。
やっと呪霊と人が仲良くできるかもしれないもの。』
｢Aならそう言うと思ってたよ！じゃあ恵は？｣
｢仮に器だとしても、呪術規定にのっとれば虎杖は処刑対象です。
…でも、死なせたくありません」
｢Aと恵のそれは、私情？」
『私は私情です。』
｢俺も私情です、なんとかしてください」
私達がそう言うと先生はクツクツと笑った。
｢可愛い生徒達の頼みだ。任せなさい！」
『…！』
気が緩んだのか、身体がふらつく。
｢大丈夫か胡蝶？肩貸すぞ？｣
『大丈夫よ〜ちょっとふらついただけだもの！伏黒くんは優しいのね！』
そう言いながら、私達は歩を進めた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あれから暫くして…
私は応急処置を受けて、今は虎杖くん達が出てくるのを待っている。
先輩のお見舞いらしい。
とってもいい子なのね、こんな非日常に巻き込まれても他人を思いやれるのはすごいことだと思うの。
そうこうしていると、虎杖くんたちが出てきたから虎杖くんの準備が終わるまで一緒に…と言いかったのだけれど…
取り敢えず家入先生に傷を治してもらおうということで、少しの間だけ離れる事になっちゃった〜
また明日会えたら、今度はしっかり話してみたいわ！
電源を入れて携帯を見てみれば、しのぶからは心配の、カナヲからは逢いたい旨のメッセージが沢山届いていた。
『そうよね、そろそろしのぶやカナヲにも会いに帰らなくちゃね。
伏黒くんも虎杖くんも誘おうかしら〜。妹達に紹介したいわ！』
ちょうどその時、五条先生からメッセージが届いた。
"明日もう一人の一年生を迎えに行くよー！
女の子だから楽しみにしといてねー！！
P.S.妹ちゃん達に会いに行くんでしょ？
僕も誘ってーっ！"
『女の子なのね〜。楽しみ！
二人にも先生を紹介したかったし、丁度いいわ！』
妹達に近々帰るからね、と返信してから温かいシャワーを浴びる。
ホカホカとした体を冷まさないようにサッと部屋着に着替えてベットに飛び込む。
『今日は、一日が…濃かったわ…。』
疲れていたからか、目を閉じれば私の意識はスっと薄れていった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『…んん…』
ゆっくり目を開けて時計を見る。
今は7時…急いで支度しないと！
二人を待たせちゃ悪いものね
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推しが尊い！！ - 取りあえず、花の呼吸の壱ノ型桜切り 参ノ型藤の舞とかどうですか？ (2022年11月20日 9時) (
レス) @page5 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
小紫 - 面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみに待ってます！お体に気を付けてください！ (2022年2月9日 1時) (レス) @page50 id: 68aa4e53df (このIDを非表示/違反報告)
ゆとり(プロフ) - 小説読ませていただきました。何事も体が資本です。お体ご自愛ください (2021年9月30日 15時) (レス) @page50 id: 71fcf47086 (このIDを非表示/違反報告)
油性(プロフ) - syanoaさん» コメントでの訂正ありがとうございます！直しておきますね！ (2021年7月28日 23時) (レス) id: 12f7f8a1eb (このIDを非表示/違反報告)
syanoa(プロフ) - 8話の「役不足」の使い方は間違いですよ〜。「役不足」は役目が実力よりも軽いときに使うので、「力不足」が正解ですよ〜。 (2021年7月28日 21時) (レス) id: 1950b6224d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：油性ペン | 作成日時：2021年5月30日 3時
