二十三話目 ページ24
いきなり嫌いって言われちゃったわ…！？
その人は私に向かって銃を撃ってきた。
『銃撃はやりすぎなんじゃないかしら』
銃弾を弾いて、そう言った。
呼吸を使っててよかったわ、弾丸が見切れた。
｢なっ！？｣
『初対面の、敵意がない私達に向かって急に攻撃を仕掛けてくるなんて…。
どうしてそんな酷いことをするの？』
｢アンタ、一体何なの？！｣
そう言いながらも銃撃を止めることはしない。
当たってないんだけれどね！危ないわ…。
｢動 く な」
｢何やってんのー！！！」
パンダ先輩達が恵くんの方にいた男の人に攻撃する。
い、痛そう…
｢フゥ、ギリギリセーフ」
｢おかか！」
｢うんまぁ、アウトっちゃアウトか｣
｢…久しぶりだなパンダ」
｢なんで交流会まで我慢出来ないかね？
帰った帰った、大きい声出すぞいや〜んって。」
『あの、割って入ってしまい申し訳ありません。
でも、血が出てます。…これ、どうぞ。』
そう言って恵くんと戦っていた男の人にハンカチを差し出す。
すると、体をふるふると震わせながら私のハンカチを受け取った。
｢…御名前を聞いても…？｣
『…？私の名前は胡蝶Aです。』
｢胡蝶A！なんて麗しい名前…！女神に相応しい名前だ！
俺は京都校三年、東堂葵と言います！｣
そう言って私の両手を握り締める
『え？えぇっ？め、女神…？』
というか、先輩だったのね…！
私の手を離すことなく、東堂先輩はパンダ先輩に話しかける。
｢乙骨に伝えとけ、お前も出ろ。と」
｢オレパンダニンゲンノコトバワカラナイ」
い、いつまで握られてるのかしら…？
恵くんの視線が痛いわ…。さっきまで、戦ってた人だもの、複雑なのね
｢というか、お前はいつまでAの手を握ってんだよ離せよ｣
｢…では女神、また交流会で｣
そう言うと、名残惜しそうに私の手を離して、女の人とその場から去っていった。
『なんだったのかしら…？』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢(…あれ？A？あんなところで何して…)｣
『 フゥゥゥゥゥゥゥゥ…』
…みんなが寝静まった夜、私はグラウンドに立って只管呼吸をする。
私は毎夜、呼吸を継続する為にこうして密かに練習しているの…それが功を成して、寝ている間以外の呼吸の維持は安定してきた。
｢何してんの？A？｣
『きゃっ！ご、五条先生？どうしてここに…？』
｢それはこっちの台詞だよ？こんな夜更けに何してるの？｣
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推しが尊い！！ - 取りあえず、花の呼吸の壱ノ型桜切り 参ノ型藤の舞とかどうですか？ (2022年11月20日 9時) (
レス) @page5 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
小紫 - 面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみに待ってます！お体に気を付けてください！ (2022年2月9日 1時) (レス) @page50 id: 68aa4e53df (このIDを非表示/違反報告)
ゆとり(プロフ) - 小説読ませていただきました。何事も体が資本です。お体ご自愛ください (2021年9月30日 15時) (レス) @page50 id: 71fcf47086 (このIDを非表示/違反報告)
油性(プロフ) - syanoaさん» コメントでの訂正ありがとうございます！直しておきますね！ (2021年7月28日 23時) (レス) id: 12f7f8a1eb (このIDを非表示/違反報告)
syanoa(プロフ) - 8話の「役不足」の使い方は間違いですよ〜。「役不足」は役目が実力よりも軽いときに使うので、「力不足」が正解ですよ〜。 (2021年7月28日 21時) (レス) id: 1950b6224d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：油性ペン | 作成日時：2021年5月30日 3時
