私の好きな人 (ページ4)

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『じゃあこのクラスは休憩所という事で！』

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高校2年生

なんともつまらない文化祭になりそうだ。

平野｢ふはっ、聞いた？休憩所だってよ｣

｢つまらないね｣

平野｢あれ、絶対ジンが面倒臭いからだよ笑｣

｢ジンくん彼女いるもんね可愛い彼女笑｣

『ねえバカにしてるでしょ』

平野｢出た！ジンの彼女｣

｢ふふっバカにしてないよっ！玄樹くん｣

岩橋｢Aちゃん笑ってんじゃん、それバカにしてるって言うんだよ？やだーこの2人！｣

平野｢怒んなって！笑｣

玄樹くんは紫耀くんの後ろの席で

1年の頃同じクラスで仲良くなった。

ちなみに実行委員に指名されてしまったジンくんは

玄樹くん繋がりで仲良くなった。

とは言ってもずっと一緒にいるわけでもなければ

お昼を一緒に食べたりなんてことも無く

ただ普通におしゃべりするだけの仲なんだけど。

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平野｢あ、れんの彼女またきてる。｣

お昼休みのチャイムがなり、紫耀と購買から帰ってくると

れんと楽しそうにお弁当を食べてるここあちゃんの姿が見えた。

あんな可愛い顔されたらほっとけないもんね。

胸がきゅうって苦しくなった。

平野｢場所変える？｣

｢大丈夫。｣

平野｢なあやっぱ屋上行こうぜ｣

さっきから全然手が進んでない私を見かねた紫耀が私の腕を引っ張り教室を出た。

平野｢まじで顔死んでるよ｣

｢しょうがないじゃん｣

平野｢そんなに好きなら文化祭誘いなよ｣

｢馬鹿じゃないの？！彼女いるのに誘えないよ｣

平野｢あとで泣きついてきても俺は知らないよ？｣

｢もう泣かないってば！｣

文化祭まであと3週間