5 ページ6
・
平野 ｢せっかく2人にしてあげたのに！｣
｢ごめんなさい…｣
結局あの後へんな空気になってしまい
一言も話さずに家に着いてしまった。
私だってもっとちゃんと話したかった。
平野 ｢まあ次の機会があったらちゃんと話せよ｣
｢帰りパフェ食べ行こ｣
平野 ｢またー？次はパンケーキ食いたい｣
『あっ！いたっ！』
紫耀といつも通りボーッとれんのことを見つめながらお喋りをしていた。
急にドアの方が騒がしくなり視線を向けてみると
平野 ｢岸くんじゃん。なにあんなでかい声出してんだろ｣
岸 ｢Aちゃん？｣
ズカズカと教室に入ってきたかと思えば
私の目の前までやってきた。
｢えっ…と…はい…？｣
平野 ｢ねー岸くん。A困ってるよ｣
岸 ｢よかった！ちょっと来てくれる？？｣
紫耀と後ろで何か文句を言っていた玄樹くんを無視して
私の腕を取り岸くんは教室を出た。
｢あの…？なんですか…？｣
岸 ｢ごめんね！ここあがさー｣
｢ここあちゃん…？｣
岸 ｢そ！あいつ俺の幼馴染なんだけど。｣
｢はあ｣
岸 ｢Aちゃんに聞いて欲しいことがあるんだと！｣
｢なんですか？？｣
岸 ｢Aちゃんはれんのこと好きなの？｣
｢……は？｣
岸 ｢だよなーその反応なるよな！ごめんまじで｣
｢いや……なんで？？｣
岸 ｢いつも距離が近いから気になってたんだって。嫌な思いさせちゃったよね？ごめんなーやっぱ忘れて？｣
｢大丈夫ですよ。｣
｢れんのこと好きじゃないですし…。｣
岸 ｢それほんと？｣
｢え？｣
岸 ｢いや、なんか俺に似てんなーって笑｣
岸くんと似てる？？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 238人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おねむちゃん | 作成日時：2022年8月14日 1時
